オオハクチョウ標識鳥


平成22年3月5日~27日の間、3日間にわたりオオハクチョウ標識鳥が新ひだか町静内で
確認された。
これは、環境省から依頼を受けた東京大学(生物多様性科学研究室)が実施した渡り鳥の生
態調査の一環で、確認されたのは幼鳥と成鳥の2羽で、幼鳥は5C84(首輪・足環)の標識と
発信機を首に付け、成鳥は5C55の足環を左足に装着されていた。
その後の調査でシベリアへと渡ったものの翌年春には電波が途絶えたため現在、行方不明と
いうが、見かけた方は情報提供を頂ければ幸いである。
☎(0146)42-7282 (日高鳥類研究所・谷岡)



 平成22年3月5日、新ひだか町静内神森地区で幼鳥


 3月25日、新ひだか町静内田原地区、二十間道路そばのトウモロコシ畑で幼鳥


 3月27日、新ひだか町静内御園地区、家畜改良センター新冠牧場で幼鳥と成鳥


 発信機をつけた幼鳥、首環。足環には文字がしかし、採食するにも首環が窮屈そうで何とかシベリアまでの無事を祈らざるを得なかった


 親子の関係がにじみ出る幼鳥と成鳥