女子個人戦予想

 
 昨年度大会優勝の上原・工藤(埼玉・上尾)


 
昨年度、ベスト8に入った札幌龍谷学園のエース谷岡、他の選手とは何より気迫が違った



昨年まで活躍した上原・工藤(上尾)、河原・田岡(上尾)、屋地・薮内(奈良育英)、井上・橋爪(嬉野)、新谷
(広島女子商)、藤井(広島女子商)、澤辺(健大高崎)、小野・篠野(就実)、新田・高橋(文大杉並)、柴崎・
吉井(信愛女短大付)、谷岡・渡辺(札幌龍谷)、高塚(札幌龍谷)など、歴代大会で名を馳せた名選手たちが
卒業し、勢力分布は様変わりの様相を呈しており、今大会は団体戦同様に個人戦も小粒の印象を免れない。


では、注目すべき選手をあげてみよう。

筆頭は、ここでも団体戦同様に就実高校の選手で杉本・大庭であろう。キャリア、技術、戦術、ボールコントロ
ール、仕掛けのタイミングなど、どれをとってもこのペアは前衛、後衛とも完成度が高く今年の選手の中ではそ
の実力は抜きん出ており、何よりも大きな大会での経験の豊富さは財産と言える。私の予想どおりに6月、札
幌市で開催のハイスクールジャパンカップ
も勝ってしまったが、余程のことがない限り、優勝はともかく少なくて
もベスト4は、確実だろう。


何と言っても最大のポイントは8決めであたる札幌龍谷学園の佐々木(静内第三中学校卒)・熊林で、昨年も
インターハイと国民体育大会とで二度対決、この時は佐々木が高塚みなみとのペアであったが二回とも完勝し
ている。更に今年のハイジャパでも決勝戦で激突、この時は、C−2で杉本ペアに軍配が上がったが、果たし
て今度はどうか。杉本と佐々木では、同じジュニアナショナルメンバーで実力は互角であるが、タイプは全く違
い、ここで佐々木が杉本を負かすようだと佐々木・熊林にも昨年以上のチャンスは十分あるということ。それ程
までに三年生になってからの佐々木は一皮向け、成長が著しい。とにかく大躍進を祈るのみである。



ハイスクールジャパンカップの上位選手では、後、三位に入った
小野・薬師寺(大分鶴崎) 、鹿児島南の山口・
新宅
と同じ学校の中野・宮原がいるが、連続しての入賞となるとどうか。余程の実力がなければ二大会連続し
ての入賞は厳しいものがあり力があれば当然、入ってくるだろうが、どのような成績を残せるかというより、ハ
スクールジャパンカップ以上の活躍が出来るかどうか興味深いところ。

近年レベルが上がった印象がある関東地区にも有力な選手は多い。健大高崎では関東大会で優勝した話題
の一年ペア
古宮・宮下、そして大将で経験豊富な刀祢・伊藤、澤辺・山本。昨年8に入った上尾の待井・大森

そして、ここ数年、少し元気がないが東京都の実力校
・文大杉並藪・徳田

関西では、経験のある淀之水の頭本・吉永、杉田川本、福重・中川、そして永井・汀信愛女短大付ではジ
ュニアナショナルメンバーで実績もあり昨年までは期待されながらも実績を上げられなかった大将中川・渡
ぶといさが身上の
小林・佐藤中村・菊川、福田・増田などにも上位入賞のチャンスはあるだろう。


そして粒揃い、岡山の強豪校で色々な意味で追われるプレッシャーきあるものの今乗っている就実からは福田・
岩田
の強力ペアの外、やはり手ごわい福田・原田
奈良育英では実力派佐藤・池島が最後の年に華を開かせ
ることが出来るか。
昨年度国民体育大会の優勝チーム(主力選手)でありながら、団体戦で苦杯をなめた広島女子商からは
深谷・
田中
が当然、虎視眈々と個人戦一本に集中しファイトを燃やして来よう。そして三重県で名が知られた木本
校からは
柳田・久保根引・榎本の期待ペア
四国の雄・今治北はこれまた実力派、森・上田。激戦区の奈良
で実績を残した古豪・高田商業の
今井・山本
これまたジュニアナシメンバーで福岡の常連校・中村学園女の
三好
など、名選手が顔を並べておりこのクラスになると皆が紙一重で誰が入賞し、誰が優勝しても不思議では
ない。

   

我が北海道からは旭川北都商のエース菊池・武田の外、池田・今野、日下・三浦と三ペアが出場するが、そこ
そこの実力はあるのだから自信を持ってプレーし、北海道での団体戦で札幌龍谷に負けた悔しさを個人戦でぶ
つけて欲しいものである。


北海道尚志学園は、
国見・辻も勝っても上がると木本高校、就実高校とでは難しいと思われるが、原田・蔭(静
内第三中時代は佐々木舞のペア)
は比較的にドローに恵まれ、上位へとステップアップする絶好のチャンスと思
う。実力はあるので高校最後のチャンスに今までの精進を思い切りぶつけチャレンジするしかないだろう。
札幌龍谷学園では
中島・木多がレベルの高い選手が揃っている健大高崎の選手と一回戦でぶつかり、更に勝
ち上がると次はジュニアナショナルメンバーに選ばれている香川・尽誠学園の
別宮長谷部と組んで待ち受け
ており、更に長岡商、奈良育英の選手が入ったブロックでは不運としかいいようがない。とわの森三愛、
正木・
鈴木
もドローに恵まれた方、得意の変則プレー?で活躍して欲しい。

いずれに
しても昨年は、谷岡・渡辺、佐々木・高塚と札幌龍谷学園の二ペアがベスト8に残っているのでそれ
以上の活躍と健闘を北海道選手に期待したい。


最後になったが、個人戦は団体戦とは違い、個人(ペア)の調子さえ良ければどんどんと勝ち上がることが可能
であること。有名校ではないために実力がありながらも名が知られていないプレイヤーも多く、更にトーナメント
なので一発勝負の波乱も有り、突然、ニューヒーロー誕生ということも可能性がないことはないが、インターハイ
ほどのビッグゲームになると、最後はメンタル部分が大きな割合を占め、その意味では大舞台での経験というか
場慣れがものを言うので、キャリアがあるこれまで名を挙げた選手たちが有利と言える。

さて、今年、ヒーローになり、マガジンの紙面で大きく紹介されるのは誰だろう。その日まで、楽しみに待とうでは
ないか…。

以上、個人戦も独断と偏見による予想が惨敗するのか、そこそこ勝ち残るのか、或いは完勝するのか、それも楽
しみに待ちたいものである。




 

  
  
 ※お断り〜総括・予想共、多少辛口の表記他意はありません