一日目、おなじみの円山テニスコート
ベスト8からは苫小牧市総合体育館で名勝負が
●と き 平成16年6月25日〜27日
●ところ 札幌市・円山テニスコート、苫小牧市総合体育館
●主 催 日本ソフトテニス連盟、北海道ソフトテニス連盟
高等学校ソフトテニスの甲子園と呼ばれ、春の選抜、夏の高校総体と並び国内三冠大会の一つ
であり、北海道で唯一の全国大会でもあるゴーセン杯争奪「ハイスクールジャパンカップ・ソフトテ
ニス大会」は、6月25日〜27日、全国の予選を勝ち抜いたペアと推薦ペアの合わせて男女各60
チーム、合わせて120チームが参加し、開会式と歓迎レセプション(抽選会)を札幌市キリンビール
園、予選リーグ及び決勝一次リーグ試合を円山市営テニスコート、ベスト8以上の試合を苫小牧総
合体育館を会場に開催された。
北海道からは、一昨年の大会で札幌龍谷学園高等学校の藤田・高塚ペアが見事に準優勝した
のは記憶に新しいところであるが、今年は男子が南北海道が北海道尚志学園、千葉洋也・庭山恭
宜ペア、北北海道が昨年に続き名寄農業の南部慎介・合歓垣翼ペア。女子は南北海道がこれも二
年連続札幌龍谷学園高校、谷岡布美・渡辺晶子ペア、北北海道が旭川北都商業の池田早織・今野
綾香ペアが出場し地元での活躍が期待されたが、残念ながら男子チームは決勝リーグへとコマを
進めることができず、女子の池田・今野が決勝トーナメント一回戦、谷岡・渡辺がベスト8となった。
女子については、特徴的なことが幾つかあり、抽選とはいえドロー1〜30番は強豪チームは数え
るほど、そして反対の31〜60番は有力チームが揃い、特に谷岡・渡辺(番号60)がいる反対の山
は上原・工藤(上尾高校)、杉田・下村(大阪淀之水)、新谷・藤井(広島女子商業)、新田・高橋(文
化女子大杉並)、屋地・薮内(奈良育英)、小野・篠野(就実高校)がひしめき合ういう、抽選とは言え
神のいたずらかと思ってしまう極端なドローとなった。
そして、試合が始まると杉田・下村(大阪淀之水)、新田・高橋(文化女子大杉並)、小野・篠野(就
実高校)、屋地・薮内(奈良育英)らが次々と予選リーグで消えていく番狂合せの連続で強豪チーム
が敗退していったが、優勝したのは力のあるチームが勝ち残り、男子が韓国チーム、女子は上尾高
校の上原・工藤が共に初優勝となった。
テレビ局の優勝インタビューを受ける上原・工藤
●<男 子>
申・朴(大韓民国・仁川高等学校) C - 0 上野・竹松(東京・日大豊山)
C−0
C−2
D−3
I−8
この試合に限っては韓国ペアのレベルが高く、第四ゲームこそ意地をみせたものの一方的な試合となった。
前衛の上背を生かしたボレーと身体能力の高さ、そして後衛の変幻自在、豪柔織り交ぜた多彩な攻撃は天下一
品で、どこからでもかかって来いと言わんばかりの試合運びとプレーは憎らしいほどの力量。上野・竹松も準決勝
までの勢いとシャープさは残念ながら韓国チームには通用しなかった。格が違うという表現しかない試合だった。
圧倒的強さ、そして存在感で優勝した手前、申・朴(大韓民国・仁川高等学校)