平成15年春季の札幌高校大会は、4月26日、27日に円山市営ソフトテニスコートで開催予定であ
ったが、雨天により27日団体戦のみ開催され、個人戦は男子が5月1日、5月10日へと順延された。
団体戦は、男子が16チーム、女子は35チームが参加したが、第一シードの北海道尚志学園、札幌
龍谷学園高校の力量が抜きん出ており、結果についても戦前とおりの結果となった。
なお、女子では札幌龍谷学園高校で静内第三中学出身の期待の新人・佐々木舞がフル出場したが
全勝の活躍ぶりで、層の厚い後衛陣の中に割って入り、レギュラー入りの可能性も出てきた。
主な試合結果は次のとおりである。
<準決勝>
北海道尚志学園 A−0 北広島
札幌白石 A−0 とわの森三愛
<決 勝>
部員数四十人の北海道尚志学園は応援団も大勢
北海道尚志学園 A−0 札幌白石
部員数40名を誇り層の厚い北海道尚志学園が一回戦から他を圧倒し、決勝戦も危なげなく圧勝した。
第一ゲーム、第二ゲーム共、全く試合にならず、相手チームの得点の殆どは北海道尚志学園のミスに
よるものであった。
第一セットの千葉・興膳、第二セットの・室田・勅使川原ペアは、初めから相手を圧倒し、今季春の選抜
第三位の実力の差を見せ付けた。
優 勝 道尚志学園
準優勝 札幌白石
第3位 北広島
第4位 とわの森三愛
5月1日(北海道尚志学園コート)
<準々決勝>
岩筋・原田(尚志) C-1 丹野・鈴木(とわの森)
千葉享・田島(尚志) 0-C 室田・勅使川原(尚志)
千葉洋・菊地(尚志) C-1 野田・相場(尚志)
豊田・三津橋(尚志) 1-C 田中・庭山(尚志)
<準決勝>
岩筋・原田(尚志) 3-C 室田・勅使川原(尚志)
千葉洋・菊地(尚志) C-2 田中・庭山(尚志)
<決 勝>
室田・勅使川原(尚志)3-C 千葉洋・菊地(尚志)
男子は個人戦が試合運営の関係で結果が出るのが遅れたが、団体戦、個人戦とも北海道尚志
学園の圧勝に終わった。
特に個人戦は常勝チームの室田・勅使川原と千葉・菊池の二強が順当に駒を進め、今回は千葉
ペアに軍配が上がった。また、中学生から千葉とコンビを組んでいた庭山も準決勝まで勝ち上が
り力のあるところを見せ付けた。
静内町出身では、野田が準々決勝まで上がったが、現在のところはこれが精一杯であると思うが、
今後の巻き返しに期待したい。