女 子


 
札幌龍谷学園高校、とわの森三愛との決勝戦





黄金コンビ復活

札幌龍谷学園高校の新人でジュニア・ナショナルチーム候補にもなった静内第三中学校
出身の佐々木舞が初戦からベンチ入りし、現在、フォームを矯正中とはいいながら、圧倒
的パワー、ストロークの正確さ、持ち前の変幻自在の天才的な試合勘も冴え、全試合に
出場し全勝、早くも大物ぶりを示した。

ペアリングは、初戦が小沼であったが、後は静内第三中学校の先輩、高塚みなみの同郷
ペア。そもそもこのコンビは、平成10年、第15回全日本小学校ソフトテニス選手権大会の
二番手で全国優勝した黄金コンビとあって息もぴったり。暫く振りとは思えないコンビネー
ションの良さで見事なプレーを見せてくれた。

龍谷の後衛陣は、相手コートぎりぎりに深く入り込むストロークと粘りで安定感抜群の二年
生エース谷岡に加え、ハイスクールジャパンカップ準優勝など、実績のある三年生の藤田
をはじめ、春の選抜・準々決勝、奈良育英戦で相手方の大将である垂井・松本をファイナ
ルで撃破するなど、安定感が増し確実に成長を遂げている伊藤と層の厚い陣容を誇って
いるが、更にこの日の佐々木の活躍は、壮絶なレギュラー争いに火をつけた格好となった。





<準決勝>

札幌龍谷学園高校 A−0 札幌月寒

とわの森三愛    A−0 札幌大谷



<三位・四位決定戦>

札幌大谷 A−1 北広島

<決 勝>

札幌龍谷学園高校 A−0 とわの森三愛


<結果>

優  勝 札幌龍谷学園
準優勝 とわの森三愛
第3位 札幌大谷
第4位 北広島






龍谷学園戦績

<二回戦>

龍谷学園高校 A−0 札幌開成

 
佐々木・小沼 C−0 札幌開成
 名和・谷本   C−0 札幌開成
 伊藤・高塚み C−0 札幌開成


<三回戦>
龍谷学園高校 A−1 札幌国際情報



 
藤田、伊藤、高塚さやかを温存して三回戦を戦う

 
 佐々木・高塚みC−0 札幌国際情報
 名和・谷本    1−C 札幌国際情報
 谷岡・渡辺    C−0 
札幌国際情報


<準々決勝>
龍谷学園高校 A−0 札幌篠路

佐々木・高塚み C−0 札幌篠路
  伊藤・高塚さ  C−0 札幌篠路


<準決勝>

龍谷学園高校 A−0 北広島



 
危なげなく決勝戦へと駒を進める龍谷学園

 
 谷岡・渡辺  C−1 北広島
           C−0 
 
          2−C
           C−0
           C−1
           C−2

 先般の砂川市での大会でも調子の出ない谷岡であったが、ようやく本来の調子を取り戻しつつ
 つあり、気合も入ってくる。相方、渡辺は相変わらずのガッツあふれるプレーで頼もしい限り。


 藤田・高塚さ  C−0 北広島

 本日、初めての試合となる藤田であったが格下相手とあって、楽に試合を進め圧勝する。

佐々木・高塚み 0−0 北広島
 
途中まで試合を行ったが、先の試合が終了しノーゲーム。


<決 勝>

龍谷学園高校 A−0 とわの森三愛



 
元気がない、とわの森三愛に完勝


 谷岡・渡辺  C−0 渡辺・滝本
           C−1 
 
          C−2
           C−2
           C−2

 
道内では強豪相手ではあるが、いつもの鈴木が出場せず、渡辺も牙を抜かれたようにいつもの
 冴えと元気がなく、拍子抜けした試合。
 谷岡はサーブとバックハンドでのプレーが以前より上達していたが、本来の調子にはまだまだ。
 ペアの渡辺は砂川ほどの気迫はないものの、ここ数カ月で格段と技術が上達し、自信にあふれ
 た
プレーがめについた
 現在、このペアが龍谷学園高校の大将格であることは衆知が認めるところであるが、本人たちも
 自信をもつているのが何よりも大きい。




 佐々木・高塚さC−1 とわの森三愛



 
大型新人、佐々木舞が期待どおりの活躍

 
小さなこの大会、最大の見所は、大物新人である静内第三中学校出身の佐々木舞がどこまで通
 用するかに注目を集めたが、二回戦からペアを変えたもののフル出場し、全勝の活躍で見事、周
 囲の期待に応えた。
 佐々木の魅力は、サウスポーから生まれる独特のカットサーブとライン深くに強烈に決まるフォア
 で、それもコーナーぎりぎりの角に決まることが多いので、これが決まりだすと手に負えない。
 この日もデビュー戦、僅かに一カ月ながら、安定したプレーを見せつけレギュラー入りを強烈にアピ
 ールした。
 札幌龍谷学園高校の後衛は、エース谷岡、最近、進境著しく安定感の出た伊藤の二年生コンビ。
 昨年度ハイスクールジャパンカップ二位の藤田と層が厚いが、これに佐々木が予想どおりに加わ
 ってくることになり、熾烈なレギュラー争いとなつている。今後の成長が楽しみな新人が加わり、こ
 れからの札幌龍谷学園高校の活躍が一層、期待される。









個人戦 
5月10日(札幌龍谷学園高等学校コート

先日来の順延となっていた個人戦は5月10日、札幌龍谷学園高校ソフトテニスコートで
行われ、決勝は札幌龍谷学園高校同士となったが、結果は次のとおり。

<準決勝>

谷岡・渡辺(龍谷学園) C−0 渡辺・鈴木(とわの森)
伊藤・高塚み(龍谷学園)C−3 藤田・高塚さ(龍谷学園)


<決 勝>

谷岡・渡辺(龍谷学園) C−1 伊藤・高塚み(龍谷学園)