4月9日~10日の2日間に行われた、研修会、懇親会、総会、現地研修などの様子を
カメラで追ってみた。
今年は、日本を代表する野鳥の聖地、国内4番目のラムサール条約登録湿地、そして
サンクチュアリ国内第1号、そしてハクチョウを市の鳥とする北海道苫小牧市のウトナイ湖
が舞台。
突然の震災影響で、何かと準備段階でハラハラドキドキしながらもなんとか無事に開催
されたが、“日本白鳥の会総会は、悪天候にはならないという” ジンクスどおり、今年も天
候にも恵まれた平成22年度大会を密着取材リポートする。
研修会受付、馴染みのメンバーが次々と顔を見せる。右側には福島県から参加の佐久間拓城氏も
開催に先立ち、東日本大震災物故者に対し、一同黙とう
藤巻会長の開会挨拶
今大会は、研究発表が多彩で、初めての発表者も多く、内容的にもバライティーに富むなど、
例年になく充実した発表となった。
中でも、国内でハクチョウに一番理解のある獣医師望月先生の鉛中毒のオペ等、詳細な臨床
例(写真)。初参加、中田正弘さんのコブハクチョウ顔面写真によるリポートは、膨大な経費?と
労力、作業工程が推察され、参加者を釘付け、圧巻であった。
以下、タイトル・発表者一覧と発表毎の写真を掲載する。(発表者全員、掲載写真承諾済)
1.ウトナイ湖の自然と施設概要の説明 (日本野鳥の会・安田千夏さん/北海道)
2.琵琶湖(湖北)への飛来状況 (湖北野鳥センター・山崎歩さん/滋賀県)
3.人工衛星追跡GPS発信器の鳥類への応用例 (阿部學さん/東京都)
4.コハクチョウ(幼鳥)の鉛中毒 (望月昭義さん/長野県)
5.定時定点調査の分析で分かったオオハクチョウの幼鳥比と繁殖地の気温の関係
(神山和夫さん/東京都)
6.顔写真によるコブハクチョウの分析 (中田正弘さん/東京都)
7.ウトナイ湖で巣立ちしたオオハクチョウの追跡 (村上速雄さん/北海道)
(当初、「白鳥の生態を追うVol.5」と題し、角田分(山形県)さんからも発表予定でしたが、東日本大震災の影響
により残念ながら不参加となりました。次年度大会での発表をお待ちしています)
安田さんからは慣れた口調でウトナイ湖の説明が
開設は、昭和56年、今から丁度30年前の出来事。懐かしい写真で屋根色、外壁を見ていると、その当時のことが色々と思い出される
ウトナイ湖の出来るまでを図説