越冬8シーズン観察データ〜1

   
    
日高山脈の名峰1839山をバックに飛翔マガン群れ 

     
    
尾羽が美しいのもマガンの特徴



 観察記録 
   
  
○12月 6日〜未確認
   ○12月12日〜未確認

  
○12月13日〜未確認
  ○12月17日(火) 曇り 1018hpa  群れ数不明
                   日本を低気圧が横断する本日、午後4時40分、ねぐら入りするマガン群れを発見。今シーズン初
                 めての群れを確認。さあ、いよいよ今年もマガンの越冬開始。そして、長い観察期間の始まりだ。
                 今シーズは、どのような試練と結果が待ち受けているのだろうか?。期待と不安でどきどきしてくる。
                 ちなみに渡来日は、昨シーズンより約20日も遅くなった。

                 
 なお、ねぐらに入る前、今シーズン初めてのねぐら入りなのか、静内川上空を念入りに30分間、旋
                 
回。いつものように用心深く、細心の注意をはらっていることがわかる。
  ○12月18日(水) 曇り 1020hpa  92羽

                   今日も午後6時にはみぞれが降り、天候不安定の一日。午後からマガン群れを発見、最終的に数
                 は92羽まで確認。シジュウカラガン、ハクガン等は確認できなかったので、今日、現在今シーズンは
                 全羽がマガン。マガン群れのねぐら入りまでを確認。

                 なお、今シーズンはシジュウカラガン、ハクガン等の混入なしで全羽がマガン。正直、ほっとするも
                 のがある。
  ○12月19日(木) 曇り 1021hpa  95羽
                 ねぐら明けよりねぐら入りまで確認。終日、大きな変化なしに採食活動を続ける。最大で95羽となる
                が、ここ数日で個体数の異動可能性あり。
  ○12月20日(金) 晴れ 1024hpa  102羽
                 群れが95羽から正午現在102羽と増え続ける。今後も増えていく可能性は大と思われる。当面は、
                個体数の把握が優先となる。

  ○12月21日(土) 晴れ 1022hpa 115羽? (確実な成鳥数48羽)
                 暖かな一日で午後4時20分になっても現在で気温が−0.6度。予想通り、群れ数が115羽に増え
                る。昨シーズン後半に越冬の採食地として定番となったA地区の牧草地で終日、採食。今年の群れは
                この時期にしてはマガンの身体が非常にふくよかで、丸々と太っている。例年と比較し、暖かなシーズン
                なので採食物が豊富な性と思われる。群端ではリーダーが絶えず、周囲を警戒してはいるが、いつもの
                年より警戒心が少なく、落ち着いての行動が特徴的。結構なことだ。時折、14〜15羽が上空に上がっ
                ては直ぐ着地する。              
  ○12月22日(日) 晴れ 1026hpa ?羽
                 今日も穏やかな一日。しかし、群れがどこにも確認できず。かろうじて午後16:26、静内川堤防でね
                ぐら入りを確認し、群れ確認のみ可能となる。今日は冬至で、流石に辺りが暗くなるのが早い。
  ○12月23日(月) 晴れ 1024hpa 108羽?
                10:00〜今日も穏やかな一日。A地区で群れを確認。群れは採食を続ける。採食物はいつもと同様に
                      まだ、緑が残っている牧草を選んで採食する。
                11:00〜何も要因がないのに上空へ。静内川方向へと飛行し静内川に沿い下流へと飛びロスト。
                13:30〜A地区に群れがいない。結構、小刻みに飛行を繰り返し、場所も移動している様子。
                13:33〜A地区に群れが市街地方向より帰ってくる。
                14:00〜この時間も群れを確認、今日は風が冷たい。時折、粉雪が舞うが降雪量は僅か。
                14:00〜トビが上空を通過したため一斉に雁首を上げるが、直ぐに元に戻る。
                15:00〜今日は、何度数えても108羽しかおらず。ここらあたりは地表が多少のアップダウンがあるた
                      め、残りは近くにいるのに未確認なのか。それとも他の場所にいるのかは不明。このまま落ち
                      着いて越冬をして欲しいものだ。
                16:45〜ねぐらの静内川に着水。一つの群れが着水してからもう一つの群れが着水し、二つの群れに
                      分かれて着水。予想していたよりも流れが急な水面に降りる。ねぐらは、中州状態の地上と思
                       っていた水面上なのでびっくり。このまま朝までこの状態が続くのか?。
  ○12月24日(火) 曇り 1017hpa 108羽
                10:00〜A地区で群れを確認。群れは採食を続ける。一時間に数回、それも2〜3分間程度。まだ落ち
                      つかない感じがする。
                14:30〜A地区で確認。
  ○12月25日(水) 晴れ 1013hpa 108羽?
                10:00〜A地区で群れを確認。
                10:00〜この時間までA地区で群れを確認。
  ○12月26日(木) 晴れ 1009hpa 108羽?
                10:30〜A地区で採食する群れを確認。
                12:00〜神森地区、JRA裏に着地。
  ○12月27日(金) 曇り 1006hpa 108羽?
                16:15〜A地区で採食する群れを確認。
                16:35〜この時間のまでB地区で採食。群れがねぐら入りするのを確認。
  ○12月28日(土) 雪 1009hpa 108羽?
                15:05〜A地区で採食する群れを確認。
                16:00〜この時間までA地区で採食する群れを確認。
  ○12月29日(日) 雪 1008hpa 108羽?
                上空に真冬並みの寒気が居座り、朝から気温が下がり寒い一日。17日の確認以来、A地区での採食が
               続く。この場所は、放牧する競走馬もいないため、余程のアクシデントでもない限り、この場所からはそう
               遠くへとは移動しないと思われる。
               個体数的には108羽を毎日数え、この数でこのまま越冬する可能性が高く、昨シーズンとは違い今シーズ
               ンは日常行動が安定するものと予測できるのが嬉しい。
               14:30〜A地区で採食する群れを確認。強い風と粉雪となり、ほとんどのガンが背眠状態か座ったままで
                     の採食を繰り返す。
               15:10〜寒さのせいなのか、凍りつく牧草が食べずらいためなのか、原因は分からないがこの時間になり、
                     マガンが採食しながら飛行する際に発する鳴き声に近い声を出し、お尻を突くなど、小競り合い
                     が耐えない。
               15:40〜吹雪模様で観察を行いづらい環境となり、本日の観察を終了する。この時間の気温は−7度と
                        静内町の12月の気温としては極めて低い。
  ○12月30日(月) 晴れ 1017hpa 110羽?
                真冬並みの寒気団もようやく収まり平年並みの気温となる。今日の調査では個体数がMaxで110羽なる。
                ということは、他にも群れがどこかで越冬しているということに他ならない。あっと驚く事実に興奮する。また、
                頑張って正月から調査開始である。楽しみが増えたが、一体、どこに何羽が越冬しているというのか?。
                やはりというか、今シーズンの個体数はこのままでは少ないとにらんでいたが、予想が当たったことにも、一
                種の快感を覚える。
                さぁー、探しまくるぞ。といっても明日は大晦日、明後日は元旦…、とほほっ…。やることいっぱいなので…。
  ○12月31日(火) 晴れ 1018hpa 108羽?
                朝から、風もなく穏やかなる好天。本日の個体数は108羽で従来と同じに戻る。いつものA地区で群れを確
                認、時折、上空へと舞い上がるもすぐにまた、降りる。群れ行動は段々と落ち着き、そして安定してきた感じ
                がする。
               個体数の108羽、110羽、そして110羽以上かについては、今後の調査を待たなければ現時点では何とも
               言えない。可能性としては五分五分というところであろう。
                 マガンたちよ、良いお正月を!…?。
  ○2003年1月1日(水) 晴れ 1019hpa 113羽?
               新年明けまして、おめでとうございます。
               静内町は穏やかな新年を迎えました。今年一年がこのような気候と同様であれば申し分ないのですが…、
               一体、どんな年となるのやら。証券市場では羊年は辛抱の一年となるジンクスがあるようですが…。
               さて、マガンですが、いつもの場所とは違う所で確認。A地区ではマガンはいなかったものの珍しくオオハク
               チョウ13羽が採食。Aが7羽、Jが6羽の構成。ここでオオハクチョウを見るのは初めてのことで少々、びっく
               りする。
  ○1月2日(木) 晴れ 1020hpa 113羽
               朝から好天となる。風が強く、日高山脈の山並みも非常にくっきりと見えるが、肌寒い一日となった。今日は
               午後からの観察となつたが、マガン群れはA地区から移動せず、半日ここで採食。また、A地区にオオハク
               チョウが昨日から飛来し、今日は最大で27羽(A18羽・J9羽)にまで数が増える。よく見ると、ここの場所は、
               時期的には比較的まだ青い牧草が多く、現在のところ、今年は降雪量も少ないので恵まれた採食条件であ
               る。マガンもオオハクチョウも採食条件が良いところに集って来たという印象である。
               ※本日、群れを写真に撮りカウントした結果、個体数を113羽と断定する。
               ※今シーズンの越冬特徴(1月2日現在)
                 ○ねぐらからの飛び出し、ねぐら入りからす推測すると二つの大きな群れが集合、一つの群れとなっている。
                 ○越冬行動を観察すると、昨年同様、群れ数が多いために群れ全体に落ち着きがある。
                 ○採食する場合、リーダーが端にいて、絶えず周囲を観察している。
                 ○いつもと同様、今シーズンも採食物は牧草であり、採食地は見晴らしの良い採草地である。
                12:00〜A地区で採食する群れを確認。群れ数は108羽といつもと同じ。オオハクチョウが昨日より個体
                      数が増加し24羽となっている。
                12:10〜オオハクチョウが静内川方向より3羽(A3)飛来し27羽となる。

                12:40〜10分間に一度程度は、群れが一斉に首を上げる。私が見た目には何も周辺の環境に変化が生
                      じたとは思えないのであるが。
               
12:40〜A地区での採食は、中央部はオオハクチョウに占領され、いつもの場所ではあるが片端でマガン
                      は採食を続ける。
                12:50〜時折、トビが上空を通過する度にガンたちは一斉に首を上げる。

                13:00〜A地区で横一列に並んで採食。この時間の気温は−2度であるが風が強いために体感気温は
                      相当に寒く感じる
                13:03〜採食場所を北方向へと歩きながら移動を開始。
                13:06〜北方向よりハイイロチュウヒが低空を飛来、群れが首をすくめる。
                13:10〜原因がわからないが、警戒のため度々、首を一斉に上げる動作をこの時間も続ける。
                13:25〜風が強く、群れは採食中もほとんどが地面に這いつくばって採食する。
                13:45〜この時間、背眠する多く、21羽を数える。
                13:50〜更に北方向へと才採食地を移動する。

                13:57〜オオハクチョウ2羽(A2)、静内川方向へと飛び去る。
                14:15〜群れが突然、上空へ舞い上がり、気持ち良さそうに編隊を組み飛行する。流石に100羽を超える
                      と隊列も見事で真上通過時には、マガン独特の乾いた羽音がした。
                14:21〜この時間まで飛行をする。夢中でシャッターを切り、あっという間に80コマを撮りあげる。それにし
                      青い空に舞うマガンは美しく、綺麗だ。
                14:25〜オオハクチョウ11羽が静内川方向へと飛び去る。
                14:50〜吹いていた風も収まり、気温は−3度、12時現在の気温とほとんど変化がないが体感気温は凄く
                      温かく感じる。
                15:00〜この時間でのオオハクチョウは全部で16羽(A11・J5)。
                15:20〜陽が傾き、陽射しがオレンジ色に変化をしだす。マガン群れは横一列に並び採食を始める。
                15:23〜オオハクチョウ4羽が静内川方向より飛来し着地。どうしてこの場所が採食地として優れていると
                      分かるのか?。明日はもっとオオハクチョウの数が増えそう。
                15:24〜A地区での採食場所、更に北方向へと移動。
                15:30〜そろそろ、ねぐら入りの時間が近づき、採食が活発になる。
                15:32〜この時間、水代わりに雪をなめては、くちばしを上げて喉へと水分を流し込み補給する水鳥独特の行
                      動をとる個体が増える。
                15:36〜数分間で12羽のオオハクチョウが次々と上空から飛来する。
                15:48〜3羽のオオハクチョウが静内川方向へと飛び去る。

                16:00〜殆どのマガンが座位のままで活発な採食行動を見せる。
                16:10〜都合があり、今日はこれで観察終了。かなり着込んで望んだものの、今日の感想、寒かったの一言。
  ○1月3日(金) 晴れ 1028hpa 113羽
               予報では晩より天気が崩れるとの予報ではあるが、今日も朝から好天。
                16:00〜A地区での採食場所がこれまでになく静内川。

  ○1月4日(土) 晴れ  998hpa 113羽
               昨夜午後8時頃より降雪となり、今朝起きてみると辺り一面雪景色。しかし、気温が高く日中から融雪が始まる。
                ※今シーズンの越冬特徴(1月4日現在)
                 ○今シーズンのマガンは丸々と太っている。原因は豊富な牧草がある性と思われる。
                 ○糞を調べて見ると例年より太くて大きく、全てが緑色をしており、今シーズンはいかに新鮮で豊富な牧草に
                  恵まれているかが分かる。
                15:00〜A地区ではオオハクチョウ27羽が採食場所。マガンたちはB地区での採食。
                15:50〜マガンは変わらずにB地区では採食。
                16:10〜ねぐらと思われる静内川で待機。
                16:31〜オオハクチョウ17羽が飛来し着水。
                16:36〜オオハクチョウ15羽が飛来し着水。
                16:40〜マガンが下流方向より飛来。周囲を数回旋回するが着水せずに上流方向へと飛び去る。茂みに隠れ
                      ていたものの、飛び方、鳴き声の不自然さから推測すると、恐らく私がここにいることをマガンが察知
                      し着水をしなかったと思われる。マガンたちには悪いことをしたと反省。
                15:42〜マガン6羽が下流方向から飛来し上流へと飛び去る。これが、先程の群れの一部なのかそれとも、全
                      く群れなのかは非常に気になるとところではあるが、不明。
  ○1月5日(日) 雪 999hpa 113羽
               午後より降雪となり、午後4時頃までに約10cmの積雪となる。
                16:00〜B地区で群れは採食。
  ○1月6日(月) 晴れ 1013hpa 113羽
               今日も朝から好天であるが強風が吹き荒れ、新雪が眩しい。
                12:35〜群れはA地区で採食場所。オオハクチョウ22羽(A14羽・J8羽)はC地区で採食。どういう訳か、A・
                      B・C地区共、隣接地でありながらお互いに嫌っているものなのかどうか、共に採食という行動は今の
                      ところ見えず。

                13:36〜群れが一斉に上空へ。気持ち良さそうに何度か旋回した後A地点へと舞い戻る。しかし、静内町地
                      方としては、かなりの降雪で採食がしずらそう。殆どが這いつくばっての採食行動となる。
  ○1月7日(火) 晴れ 1013hpa 113羽
                11:50〜昨日と同様、群れはA地区で元気に採食場所。オオハクチョウ22羽(A14羽・J8羽)はC地区で採食

                      変わらぬ採食風景にほっとする。
                16:00〜群れがC地区に移動しで採食。
  ○1月8日(水) 晴れ 1018hpa 113羽   
                16:00〜群れがA地区で採食。オオハクチョウはC地区で採食。    

  ○1月9日(木) 晴れ 1013hpa    
                11:40〜A・B・C地区ではマガン群れを確認できず。他の場所で採食しているものと思われる。  
  ○1月10日(金) 曇り 1012hpa  
                      昨夜は一晩中、季節外れの降雨となり、周辺の雪が融雪する。現在、個体数確認の情報なし。
  ○1月11日(土) 晴れ 1012hpa  113羽
                14:35〜群れはC地区の人家、厩舎の直ぐ側でオオハクチョウと一緒にのんびりと採食。オオハクチョウ27(A2
                      0・J7)C地区に24羽、A地区に3羽。昨日の降雨の性で雪が溶けて採食環境が良くなる。
  ○1月13日(月) 曇り 1008hpa  113羽
                13:30〜群れはA地区で採食。今日はオオハクチョウ30羽がC地区で採食。

                14:05〜突然、ハヤブサが上空より乱入し群れは空へと舞い上がる。ハヤブサはマガンの群れめがけて何度か
                      突入するも、マガンに被害はなし。
                14:30〜この時間まで、A地区で採食する群れを確認。
  ○1月14日(火) 曇り 1019hpa  113羽
                12:45〜昨日のハヤブサが襲撃した性なのか、群れはいつものA・B・C地区ではなく、昨シーズンも何度か採
                      食地として利用したD地区へと移動しここで採食。
                16:54〜この時刻まで、D地区周辺で採食しねぐらへと飛び立つ。
  ○1月15日(水) 晴れ 1023hpa  113羽
                 今日は、高気圧の配置で天候がよく晴れたが気温も下がり、午後6時30分現在で、この時間帯、静内町として
                 は最も寒い−8.5度を記録する。このような気温となるのは年間に数える程度しかなく珍しい。
                 6:19〜一旦、採草地に着地するが再び、群れは静内川へと戻る。

                 6:32〜昨日と同様の採食地であるD地区で着地し採食を開始。
                16:52〜この時刻まで、D地区周辺で採食しねぐらへと飛び立つ。今日は終日群れを確認。
 ○1月16日(木) 晴れ 1018hpa  113羽
                 今日は、高気圧の配置で天候がよく晴れたが気温も下がり、午後6時30分現在で、この時間帯、静内町として
                 は最も寒い−8.5度を記録する。このような気温となるのは年間に数える程度しかなく珍しい。
                 6:24〜ねぐらから群れが飛び立つ。

                12:00〜この時間帯まで群れを確認。
 ○1月20日(月) 晴れ 1013hpa  113羽
                16:14〜最近の採食地であるD地区で牧草を採食する群れを確認。

 ○1月21日(火) 曇り 1006hpa  113羽
                昨夜からの約15cmの降雪で久しぶりに辺り一面雪景色。採食環境が悪くなって欲しくないのだか…。自然には
                勝てないかというところ。
                 6:34〜柏台方面から飛来するマガン群れを清水丘で確認。群れはそのまま静内方向へと飛び去る。

 ○1月22日(水) 晴れ 1013hpa  
                そこそこの降雪量が原因でマガン群れがいつもの採食場所では確認できず。町内にはいると思われるが…。
                 6:34〜柏台方面から飛来するマガン群れを清水丘で確認。群れはそのまま静内方向へと飛び去る。
 ○1月23日(木) 晴れ 1008hpa  
                残念ながら、今日も群れを確認することが出来ず。

 ○1月24日(金) 晴れ 1018hpa  
                採食する群れを確認は出来なかったが、16:44にねぐら入りするのを確認。

 ○1月25日(土) 晴れ 1020hpa  
                16:10〜風が強いためB地区の窪地状になった場所で採食する群れを確認しほっとする。結構の積雪であるが
                       懸命に採食を続けていた。

 ○1月26日(日) 晴れ 1028hpa  
                14:00〜今日は高気圧圏内の気圧配置となり朝から好天。B地区で採食する群れを確認。マガンたちは盛んに
                       鳴き交わしながら、積雪の少ない場所を選んで採食を続ける。この地区は周辺に建物等がないため風
                       が強くB地区の窪地状になった場所で採食する。

                14:43〜餌場となるB地区には雪解けしている場所が少ないため、小さな土手を越えて採食場所を移動する。こ
                      こからだと
いつもの観察場所からは群れを発見するのは難しいため、今まで群れを未確認の日が数
                      日あつたが、案外ここで採食活動をしていたのかも知れない。

                15:10〜この時間の気温は+2.5度で、いかに今日は気温が上昇しているかが分かる。
 ○1月28日(火) 雨 991hpa  
                典型的な冬型低気圧の等高線となる天気図の中、昨晩から午前中まで季節外れの雨が強風とともに吹き荒れ、
                冬の嵐。マガンたちも採食地を変えるなど、周辺の環境異動など、自然の変化にはいつも微妙に変化するいつも
                の行動となる。
                13:00〜この時間からいつもの採食地に移動し採食を続ける。
                16:48〜群れがねぐらへの飛び立ちで上空へ。
 
○1月29日(水) 晴れ 995hpa  
                昨日の午後から天候が好転し晴れとなり、周辺の降雪もかなり解け採食しやすくなったと喜んでいたものの夜は
                再び西高東低の冬型気圧配置となり、猛吹雪で再び寒波襲来となる。

                 6:16〜ねぐらから飛来するマガン群れを確認。いつもの場所に着地し採食を続ける。
                12:00〜この時間まで採食する群れを確認。

 ○1月30日(木) 晴れ  1009hpa  
                寒波が居座り、一日、気温が下がり、静内町では一年に何日もない寒い日。
                 6:15〜採食地上空を飛行する群れを確認。
                12:00〜この時間まで採食場所を何度か移動しながらする採食群れを確認。

 ○1月31日(金) 曇り 1010hpa  
                16:00〜C地区で採食する群れを確認。