越冬5シーズン観察データ〜3
(写真、1999.12.21、AM11時30分〜76羽を確認)
(写真、1999.12.21、AM11時31分〜中央にハクガンを確認出来る)
シーズン後半は、アクティブでドラマチックな出来事
が数多くありました。[観察協力〜T・S氏]
○1999.12.21現在、76羽(11時30分現在)
(その後、8羽がウトナイ湖などに分散、移動したものと推測されます)
○1999.12.22現在、68羽
○2000.01.01現在、68羽
○2000.02.01現在、68羽
○2000.02.27現在、68羽
・2月26日、ウトナイ湖にマガン9羽が飛来し、ねぐらをとった。
・2月26日、午後1時過ぎに美々川上流からマガン26羽が飛来し15分程度上空を
旋回し東の方向へ飛んでいった。
と同じ日に二つの情報が入りましたが、当地マガンの越冬個体数に変化はあり
ません。ただ、もうすぐ3月となるので、なんとなく行動に落着きがなくなった様
子が見受けられ、段々と春が近づいてきたという印象です。
○2000.03.01現在、68羽
総体数に変更はありませんが、3月に入り例年と同じ様に、日常の生息活動に変
化が出始めました。
一個所に長い時間、滞在せずに次々と新しい場所で採食を開始。
上空での飛翔時間が飛躍的に伸び、10〜50分程度も上空で飛び続ける事が多
くなり、上空を気持ちよく飛んでいます。
従って、観察条件は日々悪化傾向で、どこにいるのか、何をしているのかを掌握す
ることが、結構大変になってきました。
このような状況で、例年との相違点は採食物が相変わらずに牧草であることです。
理由は、ここ10年来の大雪で、米を食べたくても降雪量の関係から、水田での採
食が不可能となっているためです。
ポイントは、今後いつまで静内にとどまるのか、ということになりますが、あてにな
らない私の予想では、3月20日程度までは、というような感じですが、何の根拠
もありません。ただ、そんな気がするだけですから、自信はありません。
また、今シーズンのもう一つの特徴はねぐらを数カ所持っていることです。その日
の気分ではないでしょうが、事実、毎日変化しているようです。
理由は、幾つかの事象的なことはいえますが、要因になると不明です。
静内のマガンに関しては、数少ない事例ということもありますが、私のはかない
推測とかが、ことごとくに外れる場合が多く、思い通りにいかないところは、さす
がに野生動物たる証で、マガンの魅力的なところです。
○2000.03.04現在、68羽
朝からなんとなく群れ全体に落着きがなく、何かが起きるかなとも思っていました
が、何度か牧場上空を旋回した後、午後2時53分、苫小牧方向へと群れ全体が
飛び去り結局、この日は群れを静内で見るのが最後になりました。
その後、夜遅くに札幌のI さんからメールが入り、午後3時53分に静内から約60km
離れた鵡川町で静内の群れを確認、午後5時20分と30分の二回に分かれてウト
ナイ湖方向へねぐら入りのため飛び去ったとのことでした。
○2000.03.05現在、64羽
驚いたのは、群れ数を確認すると昨日、鵡川へ移動したと思われていたマガンた
ちが、4羽少ないものの再び、静内へ舞い戻ってきたことです。結局、何かの事由
で朝になり静内へ戻ってきたことになります。
一度、飛び去った群れがなぜ、また戻ったのかはマガンたちに聞かないと分から
ない?ところですが、これも野生動物たる所以なのでしょぅか。なお、群数はこの日
何度数えても64羽でした。
また、今日、日高管内えりも町百人浜でマガン29羽が羽を休めているのが確認さ
れています。
○2000.03.08現在、96羽
何故か、個体数が32羽も増え、96羽になりました。増えた種類は全てマガンです。
これらが、どのようなルートで静内までやって来て、どこから来たのか。
また、どこでどのように合流をしたのか。
いつまで滞在するものなのか。
全く、分からないと言うより興味が尽きないところです。
勿論、このようなことは、今まで5年間の越冬記録には存在しなく、
他の越冬地ではごく当たり前のことなのかもしれませんが、当地では不可思議な
事例となります。今後の推移が楽しみです。
○2000.03.09現在、96羽
越冬したマガンたちと合流したマガン32羽は、予想に反し結局、静内でねぐらをと
り、一日明けた今日も越冬組みと一緒に採食活動を続けています。
願わくば、このままどんどん増えて欲しいと思っています。
さて、一体どのようになるのでしょう。
○2000.03.10現在、122羽
結論を言うと、今日も個体数は増えつづけ、確認した群れの数は122羽となりました。
マガンの他、ヒシクイ7羽が群れの中に合流し、行動を共にしています。
先にも触れたとおり、静内での越冬群れがこのような形で増加するのは初めて事象で
あり、数か゜少ないとは言え、予想もしなかったことに驚いています。
○2000.03.11現在、115羽
昨日からの変化は個体数が7羽減少し、ヒシクイ7羽が今日は姿がみえませんでした。
百羽ほどのマガン群れが、青空を飛び回る光景は、さながら十勝地方でのオオヒシクイ
を連想させます。
ささやかではあっても静内でのマガンの乱舞は、自分にとっては夢にまで見たシーンで
あり、実に感動的でした。
しかしながら、上空での滞空時間の長さ、採食場所の不確定さが目立ち始め、観察す
る者にとっては、受難の季節の到来です(贅沢は言えませんが)
浦河町、様似町までマガンを探しにいきましたが、今日は残念ながら、姿を発見出来
ませんでした。
○2000.03.12現在、108羽
今日は、8時以降、群れの姿が見えないので何のあてもなかったのですが、静内町内、
新冠町、門別町、そして思いきって鵡川町まで足を伸ばし、結果、今年一番の幸運と発
見となりました。
12:50〜静内から約60km離れた鵡川町曙地区でマガン群れを90羽近く発見、
なんとその群れが、静内での越冬組であることが判明。あまりの偶然に
声もでない。
このまま北帰行で北へと向かうのか、
再び静内へ舞い戻るのか、
それとも、群れを見るのも最後でお別れとなるのか。
12:53〜心臓がドキドキしたのもつかの間,あっという間に南の方角へ消えてしまう。
群れが空高く、編隊を組み遠くへと消え去る。
直ぐ静内のA牧場に携帯をいれる。同時に静内に戻れと気合を入れる。
(気合をいれたからといつて、何の役にもならないが)
13:30〜携帯が鳴り「今、静内に群れが到着しました」。と連絡が入る。
何と、60kmも離れた所を往復(移動)したことが判明、貴重なデータとなる。
○今日の観察をまとめると次のとおり。
・静内〜鵡川間を往復したことが分かったこと。
・飛翔速度が時速約120kmであったこと。
・移動ルート(コース)は、往復とも太平洋岸に沿い飛翔すること。
・今時期、日高沿線でもマガンやヒシクイが結構、確認できたこと。
(全て国道235号線沿)
新冠町大狩部〜マガン15羽
門別町豊郷〜マガン22羽
門別町富川〜マガン11羽
・日高管内西部地区は、今年はどこも降雪量が多く、3月の今現在でも雪野原と
なっていること。
・鵡川町に入ると、宮戸、曙、田浦地区などどこにでも数十単位のむれとなり、
水田あぜ道で採食をしていました。今年は、鵡川も例年にない降雪で,例年
であれば水田で落穂を食するが、今年はそれが不可能で、少ない畔の草を
採食しています。
・群れが段々とバラけてきて、それぞれの少数群で行動をとること。
・夕方になり(17:32)、本隊と合流する小群(12羽・3羽)があること。
・ヒシクイ4羽がマガンと行動をともにしていること。
○それにしても、数千羽のマガンの中から静内の群れを発見できたのは、偶然とい
うより、奇跡に近いことで、尚且つ、鵡川を飛び立った群れをリアルタイムで静内で
確認できたのは、幸運中の幸運でした。
こんな日は、一年にあるかないかです。協力していただいたA牧場のSさんに感謝
です。有難うございました。
○一人、二人と、少しずつではありますが、中途半端ではなく真に私の事を理解して
いただき、雁を保護する仲間が増えていくのは何にも増し、嬉しいものです。お蔭
様でいざという時のネットワークが今年は、ある程度、構築出来たと思います。
信頼と絆で築く、雁仲間こそ私の財産でもあり、有り難いものです。
○2000.03.14現在、120羽
群れの数がまた増えました。いつどのように増加しているのかは分かりませんが、
少数の個体が入れ替わっているようです。昨日(13日)と今日の行動はここ一週間で
一番落着き、飛翔しても高度を上げず、飛んでいる時間もあまり長くはなく、採食に専
念し、体力づくり励んでいます。
理由は、12日に鵡川に出張?してみて、行ってはみたものの積雪量が多く、静内の
方がはるかに採食しやすいという事が分かったからなのでしょうか。
私としては、一日でも長く静内に滞在して欲しいので、嬉しいかぎりなのですが。
昨日といい今日といい、どうして今年の春はこんなに寒いのでしょう。
○2000.03.15現在、107羽
毎日、個体数が少しずつ変化しています。たまたまそこにいなかったのか、変化する
個体が入れ替わっているのかは、正直、分かりませんが、私の感じるところでは群れ
そのものは変化していないように思えます。理由は目印になる数羽がおり、それらに
変化が無いこともその一つです。
寒さが理由ではないのでしょうが、気温が下がった13日以降、群れの行動がおとなし
くなっています。
変わらないのは旺盛な食欲で、牧草を食いちぎるように豪快にパクついており、日に
日に融雪が進み採食環境が好転していくのが、見守る番人としては一番の嬉しさで
す。
○2000.03.16現在、114羽
キタキツネが出入りして、その度に群れが舞い上がる以外は落着いた一日でしたが、
ねぐ゜ら入りする際に、初めて2班に分かれて群れが飛び立ちました。
マガンたちが越冬を始めて今年でシーズン目となりますが、このような事例は今までに
なく、全くの新しいパターンです。
二つの班の構成までは不明で、その意味合いについても私にはよくわかりません。
それにしても、今年の群れは様々なパターンで私たちを楽しませてくれます。
○2000.03.17現在、110羽
午前中は落着いていましたが、午後からは群れが動き出し、飛び立ったり、舞い降りた
りと賑やかな日となりました。それに伴い群れそのものの数も変化し、90羽前後になっ
たり、100羽を超えてみたりと不確定な様相となりました。
群れの中にはヒシクイ3羽を今日は確認できました。相変わらずのマガン群れとは朝か
ら晩まで一線をひいた別行動で、マイペースに一日を過ごしています。
○2000.03.18現在、123羽
それぞれの家族や種類毎に行動をとるようになつてきた気がします。ヒシクイ3羽(幼
鳥)などはその典型で、マガンたちの群れとは全くに行動をとり、採食する場所も違うと
ころです。
エゾシカが乱入し、一度、上空へと舞いがりましたが、すぐに地上に降りました。
朝、ねぐらからきた早々は、群れ間の鳴き交わしが繁盛におこなわれるのが、最近の
傾向です。
○2000.03,19現在、160羽
今日は群れの出入りが激しく、午前中に160羽をカウントしました。これは過去最高
の個体数で、どうやら北上途中の群れが合流しものと思われます。昼頃、オオタカが
参上し、驚いて8分程度上空へと飛び上がりました。
また、静内町から約80km離れた浦河町西幌別の牧草地に、今日の午前中、マガン
12羽が羽を休めているのが確認されています。
○2000.03.20現在、143羽
13日以来、群れの行動に落ち着きが出て、一日の大半を採食に費やすという従来
の生息パターンに逆もどりをしています。牧場の降雪もすっかり溶け、採食環境も飛
躍的に良くなっています。
ウトナイ湖周辺の鵡川町や厚真町での採食状況を勘案すると、採食が可能となるに
は最低10日間程度は日数を要することから静内での越冬期間もそれと比例し、3月
下旬程度までは、滞在するものと推測されます。
それにしても、今年の異常気象、環境、越冬状況を誰が予測したでしょぅか。間違い
なく私たちの住む地球の気象は狂い始めています。
○2000.03.21現在、157羽
町内でも段々と融雪が進み、採食環境にそろそろ変化が出始めました。今朝、午前
8時2分、今シーズン初めて神森地区で群れの採食が確認され、24羽のマガン群れ
がこの時間まで水田で落穂を食していました。通学時間帯だったので、中学生が群れ
に近づき上空へと飛び去りましたが、水田での確認は今シーズンこれが初めてのこと
になります。
その結果、牧場への群れ到着が幾つもの小群に分かれて飛来し、時間も午前5時10
分から8時20分と、三時間以上にわたるタイムログが発生しています。
この傾向は、今後、更に強まっていくように思われ、採食物の牧草から米への移行と
共に、群れ自体も大群から小群への行動へと変化していくものと思われます。
○2000.03.22現在、112羽
町内・豊畑地区で12:30〜13:00までヒシクイ21羽が水田で採食をしているのを確
認されました。ここ数年、同地区での確認は久しぶりとなりますが、恐らくある程度数の
群れが上空での飛翔や地上での採食などをしているものと推測されます。
しかし、町内を通過していてもたまたま確認されていないだけで、その数や種類につい
ては観察例がありませんので、残念ながら不明瞭です。
今日の事例で興味があるのはその行き先で、ウトナイ湖を目指していたものか、或いは
日高山脈経由(山脈越え)で十勝平野を目指していたものかが注目されるところです。
(オオハクチョウは、天気の良い日の早朝に静内川から山越えコースで、日高山脈を越
えて十勝平野へと移動するのが確認されています。*注=豊畑地区は、この日高山
脈越えルートのコース上に位置します)
○2000.03.23現在、82羽
個体数が減るなど、今までの生息パターンに随分と変化か゜生じました。
先ず、8:00に神森地区で27羽が採食していました。21日とは違い、今日は牧草地が
採食場所です。
ヒシクイも7羽確認され、これもいつもと違う群れです。マガンは40羽程度の群れとなっ
て飛来しましたが、どうやらこれもいつもとは違う群れの様子です。
今日の群数は大きく分けて4班に分類されますが、皆がこれまで越冬していた群れとは
異なる集団と思われます。従って、結果的には82羽を数えたたものの、時期的な事情
を勘案すると、相当数の入れ替わりがあったものと思われます。
今日の結論です。
朝からの南東の風が強く、移動をするには最適の追い風が吹き荒れました。つまり、日
高山脈を越えて十勝地方へと移動するには絶好のフォローとなります。午前中に今まで
に見たこともない高度に舞い上がった群れを確認、その群れたちは雲間の中へと消え
て行きました。勿論、その方向は日高山脈。つまり十勝行き特別急行に飛び乗った雁
たちでした。
色々な意味で、明日の朝、その結果が出ているような気がします。
○2000.03.24現在、72羽
昨日から、A牧場で今シーズン越冬していたハクガン1羽、シジュウカラガン4羽、マガ
ン63羽の群れは確認出来ておりません。結局、昨年12月21日から今年の3月22日
までの間、5シーズン目を無事越冬したことになりました。
この間、雁を保護する会、各報道関係者など多くの方々のご支援とご協力を頂く、有り
難く感謝します。
いずれ、早い機会に越冬記録をまとめ、皆様にご報告させて頂きたいと考えています。
なお、ハクガン、シジュゥカラガンたちの23日以降の行方ですが、これまでの行動か
ら、厚真町、鵡川町辺りで採食をし、ねぐらをウトナイ湖周辺にとる可能性が高いと思
われます。どなたか、この群れたちを見つけましたなら、ご一報下されば嬉しい限りで
す。
○2000.03.25現在、18羽
大幅に個体数が減り、寂しくなりましたが、6:38〜7:19の僅かの間ではありましたが、
ハクガン1羽が顔を見せてくれました。少しの間、牧草を採食した後、日高山脈方向へと
消えましたので、十勝平野に移動したものと思われます。
今年、越冬した個体と比較をすると体長が小さく、従って越冬したのはオオハクガンでな
いかと思われます。
18羽の内訳は、ハクガン1羽、ヒシクイ7羽、マガン10羽となります。
○2000.03.26現在、37羽
6:50にマガン17羽の群れを確認しましたが、それ以降は神森地区で20羽を確認
出来ました。ここ数日の状況を判断すると、本州からのマガンたちの移動が本格的に
始まったような動向が見られます。
○2000.03.27現在、54羽
今日も神森地区でマガンを21羽、9羽、24羽と43つの群れを確認しました。どんどん
とマガンやヒシクイなどが北上を続けている様子で、一日、どこかで定点観測でもして
いるとかなりの数がカウント出来そうな状況化です。
また、今日になり静内より35km程度南に位置する浦河町内でオオヒシクイ140羽、
マガン50羽の大きな群れが3月23日から滞在しているとの情報が入り、友人が調査
したところ、R99、K06のオオヒシクイの二つの赤リング(R/W)が確認されました。
R99は、1997年3月17日に同じ場所で私が確認しているむ懐かしい名前で、毎年、
片野の鴨池で越冬している古かぷの個体です。K06は真新しいリングで確か昨夏に
付けられた個体だと記憶しています。
私も直ぐにでも飛んで行きたい心境ですが、何せ明日は勤務先であるシルバー人材
センターの通常総会に加え、私にとっては8年ぶりに職場の異動内示が出る予定など
で、ここ一週間は全く身動きが取れる状況化ではなく、イライラと悔しいさで一杯。
思わず、フゥ〜。
○2000.03.28現在、0羽
町内、地上での確認は有りませんが、上空を通過する個体数を5:42〜8羽、6:27〜
25羽、6:51〜24羽、9:50〜2羽、11:57〜50羽と合計115羽確認しています。
場所的には大半が、太平洋海上です。
○2000.03.29現在、7羽
15:20にヒシクイが7羽、採食しているのを確認。17:37苫小牧方向へと飛び
去りました。ウトナイ湖に向かったものと思われます。
○2000.03.30現在、0羽
○2000.03.31現在、0羽
○2000.04.01現在、0羽
*その後の情報では、静内での越冬組はウトナイ湖をねぐらとし、鵡川町、厚真町で
採食をし、渡りに備えているようです。
昨秋には宮島沼(美唄市)や袋地沼(砂川市)に生息した可能性もありますので、
その後、同じルートで北帰行をするのかも知れません。(4月2日)
*皆様からの情報を整理するとどうやらシジュウカラガン4羽、ハクガン(幼鳥)1羽の
静内越冬組は、ねぐらを宮島沼・袋地沼などにとり、美唄市周辺で採食活動をし、
段々と近づく約4000km渡りへの体力づくりにいそしんでいるようです。
食べさせられるものなら給料を叩いてでも、名の通ったレストランにでも誘い、好き
な物でもおごりたい心境ですが、そうもいかず、せいぜい美味しい美唄米をたらふく
食べ、栄養をつけて欲しいものです。(4月18日)