今シーズンの特徴














●12月18日現在
  ○17:30頃、ウトナイ湖サンクチュアリでマガンの鳴声を聞いたのが最後で終認日。

 ●12月23日現在
  ○前日22日はウトナイ湖周辺は暴風雪、そして、この日は約20pの降雪。

●12月26日現在
  ○この日から、今シーズン越冬開始。

●12月27日現在
  ○静内地区は、25日から約10p降雪量で一面、雪野原。
  ○26日、マガン群れが神森地区上空、市街地上空を何度か旋回し静内川ねぐらへと移動したが、恐らくこの時間にウトナイ湖方面から
   静内地区へと移動して来たと思われる。しかし、19日から25日までの7日間、どこに居たかは不明。
  ○いずれにしても、22〜23日の降雪により採食条件が悪化、静内へと移動したのは間違いないようで、12月後半のウトナイ湖での個
   体確認数は、本日確認した約200羽ということも篠原さんと確認。

●12月28日現在
  ○本日のカウントでは、個体数は170〜180羽で成鳥は86羽。昨日より個体数が減少しているが、少し様子を見る。

●12月31日現在
  ○16時26分、群れが上空へと飛び立ち、随分早いねぐらへの飛び立ちかと思ったが、三回旋回し着陸。再びY地区手前で採食開始。
    この時間、このようなパフォーマンスは今までなく、どのような意味合いを持つのか不明。
  ○エゾシカ7頭がY地区へと侵入するが、マガンは殆ど警戒せず。逆にエゾシカの方が警戒し、マガンには近づかず、別の場所で採食。
  ○今日は、1時40分、群れが静内川中流域域方向の西へ向けて飛び立つ。
  ○12月26日の越冬開始以来、今日までの6日間、採食場所はY地区、ねぐらは静内川中流域。基本的な越冬は従来の基本スタイルで、
    ほっとするものがある。

●2011.1月2日現在
  ○いつもより明るく、12月31日より2分も早い16:38、市街地方向へ向け低空で飛び立ち、海岸線方向へと旋回するがロスト。
    16:42群れがY地区上空を北方向より飛翔し、そのまま海岸線方向へと飛び、新冠町方向へコース変更しロスト。

  ○個体数は、カウントするたびに変わり、苦労の連続。何度も挑むが一度も同じ数字とならず。最低で156羽、最高で192羽。180
    代が多かったので184羽とし、成鳥は最低で102羽をカウント。
  ○採食行動は、いつもと変化はないが牧草を食し、首を下から上へ、或いは下から斜め上へと上げ、嘴で牧草を引きちぎって食べる。
    草の種類は、主に新芽を食するが枯草も採食する。
  ○水の補給〜マガンは採食と共に水を飲むが、Y地区には水飲み場があり、1日に数回、ここまで歩行して移動、利用する。その間、
    雪を食べ水分を補給している。
  ○今シーズン群れ特徴の一つは、常に群れ中での争い事が絶えないことで、首を下げ気味の水平にし相手を威圧する。若しくは相手
    の尻などにかみつく。これらの降雨行為を、採食中、誰かが暇なしに行っている。従来、皆無ではないがこれ程までの回数はなか
    った。原因は、群れ全体数が多くなったことによると思われるが、もう一歩先の要因は分からない。
  ○群れ採食中は、成鳥の何羽かが必ず周囲を見回し見張り役をしており、その役目を行う個体はいつも同じマガン。
  ○警戒する動物〜トビ、ハヤブサ、キタキツネ。同じ猛禽でもノスリには反応せず。
  ○Y地区の特徴〜見通しが良い。斜面で雪解けが早く降雪量がいつも少ない。水飲み場がある。

●1月3日現在
  ○ねぐらは、1月2日より、静内川ではなく新冠川か厚別川に変更した。昨日は、海岸方向へ飛翔。今日は日高山脈方向へつの群
    れに分かれてねぐらへと飛び立つ。途中でL型にコース変え、新冠町泊津方向へと飛翔しロスト。今日のねぐらは、新冠川と思わ
    れる


●1月4日現在
  
○16:46、ねぐらへと飛び立つが、昨日同様、2つの群れで飛び立ち、昨日同様、、右側日高山脈方向へと飛び立つ群れと、反対側
    の太平洋側方向へと飛び立つといった、全く相違した別々の方向へ二群が飛び立つが、最終的に一昨日の太平洋方向へと群れは
    飛び立ちロスト。観察開始し16年が立つが、こんなことは初めてで、今シーズンは越冬組全体が2つの大きな群れから構成
されて
    いるのかもしれない。今年の群れは、日中喧嘩が絶えないのもその性かもしれない。

 ●1月6日現在
  
○今シーズンの新冠町は積雪は静内地区より多いが、新冠川は全く未結氷。大狩部も積雪多く、厚別川は田端牧場より上は未結氷
    でねぐらとして使用可能。
  ○ここ数日の調査ポインはねぐら。昨日、新冠町氷川神社で待機し、マガン群れのねぐら入りを待つも現れず。
  ○本日は、真っ直ぐ日高山脈方向へ向かい静内川ねぐら方向へと向かい、視界から消える。理由は、今晩から天候も荒れる予想で、
    気温も明日早朝は、−10℃にもなるという予報が出ており、マガンがそれを察知し静内川を選択したと思われる。

●1月8日現在
  ○6日以後、ねぐらは静内川中流域。しかし、現在の新冠川は全く結氷はないのにも関わらずそこを使用せず。
  ○しかし、共通項は連日の寒波。早朝気温は−8〜9℃、そして飛び出し時の気温−3〜8℃程度の静内地区にしては大変気温が
   低下しいる状態。つまり、極寒状態が続く状況では使用しなれた静内川中流域の方が安全であり、それをチョイスしたということか。

●1月9日現在
  ○今日現在、新冠町の現況は、積雪があり静内地区と同じ。しかし、新冠川での結氷は相変わらずになし。また、ハクチョウも確認
    したのは3羽だけで殆どいない。
  ○採食中の群れは、Y地区での採食も慣れ、人が近づいても警戒心は薄くなり落ち着いてきた。

●1月12日現在
  ○7〜12日までの6日間は、最高気温も全てマイナス。そして最低気温も連日−10℃前後の気温となった。原因は典型的な西高
   東低の気圧 配置により大陸側の高気圧がはり出し、上空に強い寒気が入ったことによる。同時にマガン群れ動向も新ひだか町
   静内に居座り安定した行動にもつながった。

●1月13日現在  
  
○昨日からの大雪で、静内地区は、積雪約15pと一面が更に雪景色に変わる。また、今朝も6時で−8℃と気温が下がり、7日連
    続の極寒日。
  ○マガン個体数は148羽と約50羽が行方不明。2つのグループに分かれての採食行動なのか。はたまた、積雪により一部が本州
    へと移動したか。数日経過すれば判明するだろう。また、午後から、今シーズン初めてY地区周辺ではマガン確認できず。


●1月14日現在

  ○今日も気温が下がり、8日連続の極寒日。積雪は深いところで15cm、Y地区は5pとそう深くはない。
  ○群れをY地区下牧草地で確認。採食環境が悪化しているため、3カ所に分散して採食。個体数に変化なしで安心する。
  ○ここ2日間、午前中はY地区及び周辺で確認きるが、ねぐら入り時間帯になると見当たらず。午後より他の採食地へと移動してい
   る。いずれ気温は相変わらずに低いので変化ないが、積雪が多く採食環境の変化によるものと思われる。

●1月15日現在
  ○Y地区隣接のT地点で群れが採食しているのを確認。ここ数日、群れが未確認であるが、ここで採食していたと思われる。
  
●1月16日現在
 
 ○今朝方気温は6時で−6℃、日中も最高気温が−1℃とようやく平年並みとなる。今日で9日連続の極寒日はストップ。
  ○Y地区での融雪が進み
、午前中から群れ確認し安堵。また、現在の気象条件ではY地区及び周辺から移動する理由がなく当然。
  ○4日振りにねぐらを静内川中流域へと向かう群れを確認。

●1月17日現在
  ○日中、暫くぶりに最高気温がプラス1℃となる。また、5日連続して少量ながらも降雪あり。

●1月19日現在  
  ○1月16日以後、群れが2〜3グループに分かれて採食。また、ねぐら入りの飛び出しも2グループが別々に飛び出す。但し、
   ねぐらは静内川中流域と同一。途中で一緒になりねぐらへと向かう。しかし、今日は一団となって飛行するのを確認。
  ○昨日、ねぐらへの飛び立ちがY地区で午後5時15分。前日が午後5時であるので丁度15分も遅れたが、本日は午後5時1分と
    前日より14分も遅かった。これを程の出入り差は初めてで天候は3日間共に太平洋側は晴れ、日高山脈側は曇り、気温も数度
    の差と大差なし。さてその理由は何か。
  ○本日、今シーズン初めてB地点上空での生息を確認。
  ○今朝方の気温は−1℃と17日以降、寒さはそれ程でもない。
  
●1月21日現在 
  
※本日は、以下の注目すべき行動が見られた。いずれも従来の行動とは違っているのが興味深い。
 
 ○確認はしていないが、ここ数日B地点で採食しているのは確実で、午後4時51分のねぐら入りのためY地区上空を通過した際
    も方角がB地点でもここの採食地以外に有り得ない飛行コース。
  ○本日のねぐら入りY地区通過時間が午後4時51分と、19日の17:00、18日の17:15と比較すると、異常に早い。このことは
    Y地区以外での採食となった場合、ねぐら入りのための時間が早くなるということか。
  ○1月16日以降、群れ行動が幾つかの複数グループに分散しており、今日のねぐら入りも、第一団が約100羽以上、そして第2
    団は10秒後、と、大きく2つに分かれてのねぐら入りは観察16年目で初めて事象。
  ○昼、Y地区に姿を現した際も、第1団 11:52〜26羽、第2団 11:59〜約40羽、第3団 12:06〜66羽、第4団 12:10〜
   15羽、第5団 12:32〜約50羽
と分散行動をとる。過去、ここまでの分散行動は見られなかった。


●1月22日現在
  ○昨日同様、しかも同じ時間の午後4時51分、Y地区上空を西方向から飛来するマガンを確認、群れは静内川中流域方向へと向
    かい通過。なお、今日の個体数は撮影した写真でカウントすると146羽。
  ○それにしても、上空は、相当明るく、こんな時間らねぐら入りするのは従来はなく、ねぐら自体が静内川中流域より上流へと変化
    したのただろうか。

  
○午後4時51分の気温−5℃と寒く、今朝も午前6時で−8℃


●1月27日現在
  
○25日より再び気温が下がり始め、午前6時現在で気温−9℃と、3日連続の極寒日。
  ○B地点でマガン群れが採食しているのを午前10時21分初確認。これまで上空飛翔を確認してはいたが、採食しているのをこの
   目で見てたのは初めて。群れ数約150羽前後。
  ○当面は、B地点及びY地区
での採食を続けるものと思われる。

●1月31日現在
  ○今シーズン、1月気象の特徴は、気温はマイナス日が殆どで、午前6時で連日−7〜10℃で本日も気温−8℃。日中も−4〜5℃、
   といった低温が続いた。また、昨晩にも降雪があったように、数p程度の少量ながらも連日の降雪で、採食環境は不良である日が
   多かった。
  ○Y地区下牧草地で採食しいてたマガン約140羽が午後4時44分、別群れの厩舎下採食マガン42羽が午後5時6分と15分もの
   
間隔を置き、ねぐら入りのため、静内川中流域に向け飛び立つ。
  
○別々の採食行動とはいえ、隣接地で採食するマガン群れが別々にねぐらへと飛び立ち、しかね15分もの間隔があるということに
    大変驚く。過去15シーズン、群れが別々に飛びぬ立つむことはなく、初めての確認事項。
  ○越冬個体数が、1月2日に184羽を確認していたが、1月16日に146〜148羽を確認したものの残り約50羽が行方不明であった
    が、本日それを別行動で採食しているのを確認。
  ○今までこの約50羽はどこにいたのか、ミステリー。謎は深まるばかりであるが、今シーズンの異常な降雪量による積雪で、採食可能
    な場所が他になくなり、Y地区周辺へとやって来たと思われる。であれば事の整理はつく。

●2月3日現在
 
 ○午前6時現在で気温−2℃、日中最高気温+4℃と今冬一番の暖気。
  ○今日も終日B地点で採食。1月19日以後、連続して採食場所はB地点。
  ○本日の気温が日中プラスとなり、明日以降も暖かな気候との予報。予想どおり、今日のねぐらは静内川中流域を選択せず、新冠川
   か厚別川。
  ○ここ2日間の暖気でB地点や他の地区も融雪し採食環境は改善。

●2月6日現在
  
○今シーズン初めて、午後4時32分、新冠町大狩部牧草地でマガン群れを確認。大半は積雪があり、採食条件はけして良くない。

●2月7日現在
  ○大狩部、東町、高江など新冠町内をくまなく調査するがマガン群れは確認できず。
  ○厚別川は全面結氷でねぐらには不適。新冠川はどこも未結氷で使用可能、ねぐらは2月3日以後は、新冠川と思われる。

●2月14日現在
  ○Y地区では14日振り、マガン群れとしても8日振りにマガン群れを確認。個体数146羽。
  ○北西方向(新冠町)から群れ飛来、Y地区に舞い降りる。大きく2グループに分かれて採食。
  ○Y地区から午後5時33分
、西方向へと飛び立ちねぐらへと向かう。
  ○現在のねぐらは、厚別川が結氷し新冠川でここは無結氷。

●2月15日現在
 ○午後5時から新冠川沿い、北電静内発電所新冠警報局付近でマガン群れを待機開始。午後5時24分、泊津方向より夕日に照らさ
   れながら飛来するマガン群れを確認。
 ○予測地点より上流部へと群れは飛翔しロスト。しかし、すぐに着陸態勢に入っていたことから場所は、新冠川高江と思われる。
 ○当初、予想していた場所は、山から流れる小川との合流点でオオハクチョウ約40羽がねぐらとして利用、恐らく合同でのねぐら
   として使用しているのではと思われるが、中洲はないのでどうかと思われたがハズレ。しかし、ニアピンでほぼ狙い目通り。久々に
   やったーというところ。
           
 ○ここ数年、探し求めていた新冠川での新たなねぐらを初めて発見した記念すべき日で、本日は大収穫。これで、観察行動も広がる。

●2月16日現在
 
 ○今朝方午前6時気温+2℃、この時間の気温+1。Y地区では確認できず。今日は、今冬一番の暖気を感じる。
  ○昨日とは新冠川沿いの反対側、新冠町高江。村田牧場分場から入った堤防でマガン群れを待機開始。
  ○午後5時29分、泊津方面から飛来する群れを確認。一旦、直線で新冠川上空へと飛来、そのまま新冠川を上流部へ飛翔しロスト。
    群れ高度からしてねぐらはまだ、奥。

 
 ○村田牧場のお話では、2〜3日前にマガン群れは数十羽が牧場に来たとのこと。また、100羽程度のマガンも今シーズン来たこと
    があるとのこと。

●2月18日現在
 
  ○本日、大きな収穫あり。新冠町朝日、秋田牧場横、新冠川堤防でマガンねぐら入りを待機開始。午後5時27分、60羽が飛来、
    周辺を何度も旋回する。
  ○秋田牧場のおばあさんに聞くと、昨シーズンも八木牧場横の中洲をマガンがねぐらとして使用していたという。
  ○ねぐら付近の新冠川堤防に私が待機していたため、警戒し午後5時41分まで上空を旋回、 最終的には北方向へと飛翔しロスト。
    しかし、飛翔コース、飛び方から判断するとこの辺をねぐらとして使用していたのは間違いなし。

●2月19日現在 
  ○秋田牧場横の大きな中洲と八木牧場横の中洲を調査するが、糞を確認できず。
  ○昨日は、ねぐら入りを驚かしたと思われるので秋田牧場横、新冠川堤防横の倉庫に隠れて観察。午後5時47分マガン群れが
   飛来、鳴き声がするがどこから飛来したのか不明。マガンねぐら入りを待機開始。
  ○午後5時49分、もう一度、マガンの鳴き声がする。感じとしては、すぐ手前の中洲に舞い降りたと思われる。
  ○警戒モードに入ったのか、本日のねぐら入りは昨日より20分も遅い、日の暮れた時間であることに注目。
            
●2月20日現在
  ○新冠町西泊津の大栄牧場、中央牧場、服部牧場泊津分場、西村牧場泊津分場で聞き取りするが、残念ながら採食するマガンを
    見たことはないとのことで、一致。
  ○胴長をはきの新冠川を横断、から秋田牧場前の新冠川中洲2か所を調査するがマガンの糞を確認できず。今日もねぐらの確定
    には至らず。
  ○新冠町西泊津、新冠町配水池前で、マガン群れのねぐら入りを待機。午後5時37分、新冠温泉方向から新冠川へとねぐら入り
    するマガン群れを西泊津で確認。写真で見ると個体数は89羽。
  ○2月18日は60羽、本日89羽と連日、個体数が変化。どういう訳か不明。しかし、ここ数日、大きな収穫あり。全容解明まであと
    もう少し。果然、面白くなってきた。

●2月21日現在
   
○今朝方午前6時気温−7℃、この時間の気温1℃。Y地区では確認できず。
   ○午後2時47分、新冠町大狩部で採食するマガン56羽を確認。周辺は雪も溶け採食環境は改善されている。
   ○午後3時47分、もう一組のマガン群れをB−2地点で97羽確認。新冠川にねぐらをとる群れの正体を確定。
   ○個体数は昨日は89羽と3日続けて連日変化、本日97羽。
   ○2つの群れで採食しているのを今シーズン初めて確認。

 ●2月22日現在 
  
○今朝方午前6時気温−5℃、この時間の気温3℃、無風。大狩部では確認できず。
  ○ねぐら候補一番手、新冠川朝日、昨日の対岸片洲を調査。約100m程度の大きな洲となっているが、マガンの糞は確認できず。
  ○午後4時23分、B−2地点から26羽がいきなり上空へと飛び出し、新冠町上空を通過、苫小牧市方向へ上空高く飛翔しロスト。
    2月22日が静内での越冬終了日となっていることが多いので、もしかすると、今シーズンこれが最後の確認となるかもしれず   
  ○新冠川朝日で、マガンのねぐら入りを待機するが、確認できず。
  ○連日の暖気で、周辺の採食環境は殆ど、積雪はなし。新ひだか町静内、新冠町はどこでも採食可能。

●2月23日現在
  
○今朝方前6時気温−4℃、この時間の気温2℃。Y地区、新冠町大狩部B地点では確認できず。
  ○むかわ町宮戸地区で、採食マガン約300羽以上。豊城地区に約600羽、田浦地区では約500羽以上と1,400羽以上が既に
    おり今シーズン静内地区越冬組もこの中に含まれている確率は高い。
  ○昨日、B−2地点から26羽が新冠町上空を通過、苫小牧市方向へ上空高く飛翔しロストしたのが今シーズン最後の姿となった
    印象を受ける。
  ○鵡川は、まだ結氷しているが河口域は一部開水面。沙流川は未結氷、厚賀の厚別川も結氷しているが、一部開水面有りで、ど
    の河川でもねぐら使用可能状態。
  ○陸地は、新ひだか町静内、新冠町は殆ど積雪なし。むかわ町は少し降雪有りであるが、採食可能状態。
  ○この状態で、新ひだか町静内で越冬する理由なし、の結論。

●2月25日現在 
  
○今朝方午前6時気温3℃、この時間の気温4℃と大変暖かな気温。Y地区では確認できず。
  
○午前11時44分、新ひだか町静内神森地区で野鳥オオハクチョウ120羽の中にマガン2羽を発見。また、その上空をマガン4羽
    が北東より飛来、海岸方向の南西へと飛び去る。神森地区だけで6羽を確認し、既にマガンの移動が開始されていることに驚く。