マガン北海道(静内町)初越冬記録

【越冬期間/平成7年(1995)12月22日〜平成8年(1996)3月29日】









●はじめに
   天然記念物・マガン(ガンカモ目/ガンカモ科)が、平成7年12月〜平成8年3月の3か月間、北海道の日
  日高管内静内町で初越冬した。この間、日本雁を保護する会・呉地正之会長とも連携をとり、毎日、観察を
  続けた。
   越冬数は、3月に入り多少の変動はあるが基本的にマガン41羽、ヒシクイ1羽の合計42羽。採食地は確
  認の範囲では、静内町の神森地区と中野町地区に限定されており、行動範囲も、直径 1.8q以内と意外と
  狭い場所である。
   観察は約3か月間となったが、観察可能な環境と条件下であったため、ほぼ毎日、続ける事が出来たの
  は幸いであった。いずれ、観察データを詳しく分析するが、今回は、その概要のみをまとめた。
   なお、初越冬前の平成7年2月5日〜3月9日の約1か月間、マガン27羽が静内町神森地区に渡来、渡
  りの中継点として一冬を過ごした。マガンの土地への執着心が強い習性と、採食地も昨年とほぼ同一場所
  であることから、今春の群れと同じである確率が高い。

●越冬期間
  平成7年12月22日〜平成8年3月24日(93日間)

●越冬数等
  ○平成7年12月22日〜平成8年3月9日/42羽(マガン41羽、ヒシクイ1羽)
  ○平成8年3月10日〜平成8年3月22日/36羽(マガン35羽、ヒシクイ1羽)
  ○平成8年3月23日〜平成8年3月24日/30羽(マガン29羽、ヒシクイ1羽)

●ねぐら(推定)
  ○日没後の暗闇の中をマガンたちがねぐらへと向かうため、観察条件が極めて悪く、あくまで推測の域を脱し
    得ないのは残念である。しかし、飛んで行く方向、距離等から判断し、田原地区周辺の静内川中流部の中
    洲と推定される(これまでの観察では日没後、群れがねぐらに向かって飛んで行くコースは、全てが静内川
    方向である。他コースへの飛翔を目撃した事は1回もない)。
  ○静内川河口部から中流部にかけては、毎年、百羽以上のオオハクチョウが、ねぐらとして中洲を利用し越冬
    する。

●採食地
  採食地は、別紙の"採食地一覧表"、別図の"マガン採食場所"のとおり、静内町内の神森地区及び中野町に
  限定されており、距離的には直径2q範囲内(時には、静内川中洲で水を飲む)となった。

●採食物(餌)
  ○平成7年12月22日〜平成8年2月29日/草系〜牧草(新芽)
  ○平成8年3月1日〜平成8年3月24日/米系〜稲藁、落ち穂
  ○採食地としている神森地区は牧草地が大半ではあるが、かといって水田がないという事でもない。しかし、
    2月までは採食する餌は全て牧草であり、水田では採食せず。また、牧草の枯れ草もたまには食べてい
    るようであるが、その大半は、新芽(青草)である。その証拠に糞の色は皆、緑色である。
  ○3月に入ると、渡り前の移動に備え、急に採食地を牧草地から水田へと変更し、カロリーの高い、米系の
   稲藁、落ち穂を食する。

●越冬理由(環境)

  ○北海道
    年々、マガンの越冬数は増加しており、国内の代表的な越冬地である宮城県伊豆沼では、既に飽和状
    態と伝えられている。理由は不明ではあるが一部の群れが新天地を求め、繁殖地である旧ロシア・アナ
     ドウリ低地からの南下中、北海道に止まり、越冬したものと推測される。
    *北海道でも日高地方は、太平洋に面するため海洋性の気候で、夏は涼しく、冬は温かい。この気象条
      件があるため、競走馬の生産に適し、国内生産の8割を占める日本一のサラブレッドの故郷である。
    *特に冬期間でも、降雪量が少なく温暖なため、餌となる牧草の採食が十分可能である。また、ねぐらは、
      湖や沼はないが、2級河川・静内川があり、白鳥たちがねぐらとするのと同様に、中洲を利用している。
  ○静内町
   *マガンの越冬地として、なぜ、日高管内中で静内町が越冬地として選ばれたのか。それには次の理由が
     考えられる。
   @日高東部(えりも町、様似町、浦河町)
    ・えりも岬地区は、年中、風が強い地域であるが、中でも冬季は、特に風が強く、マガン等の野鳥の越冬
     には、決して適しているとはいえない。また、牧草の耕地面積も希少である。
   A日高中部(三石町、静内町、新冠町)
     ・日高管内でも日高中部地区は、最も、降雪量が少なく、気候も温暖である。
     ・日高管内でも最も競走馬の生産が盛んな地区であり、牧草地も豊富である。
     ・隣町の新冠町でも、少々、奥地にあたる太陽地区では、今年でも凄い積雪であり、越冬地としては適さ
      ないとの事。
     ・静内町は日高支庁管内でも、最も積雪が少ない町に属し、気温も極端には下らず温暖で、越冬するに
      は環境が整っている。
     ・ねぐら候補地として相応しい湖や沼はないが、静内にはオオハクチョウやカモたちが以前から、ねぐらと
      して活用している静内川(2級河川)がある。
     ・採食する場所、ねぐら適性地の二つが満たされこそ、越冬地としての条件を満たす事になる。
    B日高西部(門別町、平取町、日高町)東部と同一して、門別町以外は、競走馬の飼育農家が少なく、故
     に牧草地の耕地 面積が少ない。
    ・平取町、日高町は山岳地域に属し、朝晩の寒さも日高管内では著しい事から、厳しい環境下にあり、越
     冬地としては適していない。
  ○神森地区
   *静内町神森地区
    ・地形的に平野部に属し、多少、風力は強いものの静内でも比較的、温暖な地域である。
    ・温暖な地域という事は、積雪量が少ない、積雪があっても直ぐ溶け、餌となる牧草が口に入りやすい。
    ・ねぐらと推測される静内川とは、数百メートルの距離に位置し、生息条件、環境等に恵まれている地区
     である。
    ・昨年、初めて静内町への渡り時、多分、海岸線から静内川沿いに内陸部へ侵入したと思われる。その
     際、上空から見渡した時に、大規模で広範囲ななグリーンベルト(牧草地帯)が、眼下に初めに広がる
     のが神森地区であり、越冬には、ここが最適地と、先ずは腰を下ろす可能性が充分、考えられる。
    ・地形的に前後する中野町(前)には、住宅が密集している。目名・田原地区には、牧草地より水田地帯
     が多く、砂利採集プラントや静内川の橋脚工事が年中あり、神森地区より郡部に属するが、騒音もかな
     りあり、環境的には神森地区と比較し、適しているとは言えない。

  ●越冬中の行動
    ○基本パターン
    早朝の日の出と共に、静内川のねぐらから採食地の神森地区へと向かい、一日中、採食行動をし、日没
    と同時にねぐらへと帰る。一日の行動は、群れ全体での統一行動である。ねぐらと採食地との距離は数
    キロ程度と推定される。
   ○採 食
    *早朝は、まどろみ状態が続くも、午前9時以降から活発な採食活動に移り、お昼頃に休眠を取り、午後
      からまた、採食をし、一日の大半を採食行動に費やすと言っても過言ではない。また、日没1時間前頃
      からは採食活動が特に活発になる。
    *採食物は12月〜2月が牧草、3月に入ると稲藁・落ち穂等の米系統に移行する。これは、渡り時期に必
      要なカロリーと関係し、渡りが近くなるとカロリーの高い米系統を食する。
    *水分補給は、餌の側にある雪を食する場合がほとんどであるが、静内川の中洲に降りて川の水を飲む
       時もある。観察した範囲では、一日に一回は静内川での水分補給をしていると考えられる。
   ○採食地
    *平成8年は、神森、中野町の両地区2q以内での採食行動となったが、1月、2度で微移動し、2月中
      旬から採食地を活発に移動する。しかし、一日の中でベースとなる場所が決まっており、その日決めた
     場所を中心とし、群れが行動する。
    *平成8年、マガンたちは、広い牧草地であるC地点を最も気に入ったようで、ここでの採食時間が一番
     多かったように思える。
    *一日の中で、それぞれの採食地の移動については、時期により変わる。採食地移動の原因は放牧中
     の競走馬が近づくために、危険を感じ飛び立つケース。もう一つは、カラスが突然やって来て、邪魔をす
     るケースの二つであるが、回数的にはカラスが乱入し、仕方なく移動する事が圧倒的に多く、それを一
     に何度もという日も多い。観察のため、車で群れを追いかけなければならず、カラスには随分と観察の
     邪魔をされた。
  ○飛 翔
    *ねぐらへ帰る飛翔コースは、東方向の静内川へと真っ直ぐ向かい、静内川に上空まで到達すると、川
     沿いに上流方向へと向かう。
    *2月中旬を過ぎると、群れが上空へと舞い上がるケースが多くなる。飛翔時間は、長い時で30分にも
     及ぶ時もあるが、大半は10分程度で地上へと戻る。その際のコースは、ねぐらと同様に真っ直ぐ静内
     川へと向かい、そこから上流部、下流部と川の流れに沿って市街地や田原地区などの上空を飛ぶ。
    *ねぐらへ向かうコースは一定しているが、早朝(夜明け)に採食地へと向かうコースは不明で、田原の
     陸地上空を飛翔すると思われる。(早朝時、何度か堤防沿いで群れを待ち伏せしたが、残念ながら確
     認できず)
   ○天敵(キタキツネ等)
    *マガンにとりキタキツネは天敵に在らず"との結論に達する。本当に天敵として存在するのであれば、
      この神森地区(C地点)にはキタキツネの巣が在り、越冬地しては適さず。昨年に引き続き、今年も越
     冬地としない筈である。
    *マガンが採食中、キタキツネが付近を歩く光景を4〜5回目撃したが、不思議な事に、マガンの近くに
      キタキツネが近寄ってもマガンは、全く警戒する仕種を見せない。また、キタキツネもマガンを餌目的と
      した行動はとることはない。
    *トビが上空を舞う時、必ずマガンの群れは一斉に頭を上げ、一瞬、警戒のポーズを取る。トビの習性か
      らしてマガンには天敵とはならないが、一瞬でも警戒のポーズを取らせるのは、猛衾類の貫禄。

  ●観察
   ○観察状況
    平成8年1月7日から平成8年3月24日までの間、ほぼ毎日観察し、群れの確認と数、に主眼をおいた。
    土・日曜日は事情が許す限り、日の出から日没までの一日観察するように努め、1月14日・20日・28日、
     2月4日・11日・17日・24日、3月3日・10日・23日と今シーズンは10日間、一日を通しての観察ができた。
    
  ●観察例
   【3月3日(日)、6:10〜18:00(快晴)】
   ○様子〜・8日振りの一日観察。3月になり夜明けの時間が早くなり、日没時間も遅くなり、日照時間が随
         分と長くなった。また、陽射しの強さがこれまでとは随分と違う事も、実感する。
   ○成果〜・採食地、採食物が変化した。採食地が牧草地から水田へ。採食物が牧草から米(落ち穂、稲
          藁)関係へと変化する。理由は、渡りの次への越冬地(宮島沼)のため、また、来るべき渡りに
          備えての準備のため、カロリーの高い米(稲)へと移行したためと、考えられる。
         ・採食物の主な物は、水田(水中)の雪解け状態にある稲藁と水田に生えている緑色の雑草。
         ・一日中、活発に採食が続けられた。
         ・今日の採食地は、新採食地(水田)が殆どとなった。午前中は、採食地を転々と移動し、落ち着
          かなかったが、午後からは、水田に腰を落ち着けて、落ち穂などを食する。
         ・採食しながら「グワ、グワ」や「ブ、ブ、ブ」のマガンの声が活発になり、「グワ、グワ」は、午後4
          時以降、特に頻繁になる。
         ・「ブ、ブ、ブ」(家族間の確認音)は、今冬の越冬中、初めて聞く鳴き声である。
         ・従来にも増し一日中、採食が活発になり背眠、休息をする個体・時間が少なくなる。
         ・M地点で群れが飛び立った後、糞を調べに走る。殆どの糞の色は、青色ではなく茶色で稲を食
          べている事が、この事からも判明する。
         ・白鳥が中野町、神森の水田や牧草地で、羽を休め、採食する光景を良く見る。その数50羽以
           を確認。渡りの途中で立ち寄った個体と思われる。また、よく上空をファミリー単位で通過もす
           る。
         ・午後3時から、渡りの途中で羽を休めていた白鳥3羽と合流し、一緒に水田地帯で稲藁を採食
          する。(ねぐらに帰るまで)
    6:10〜・M地点で一塊となっている群れを確認。M地点を調査すると、未収穫水田であった。(何かの理
          由で収穫に至らず、そのまま放置された一反だけの水田)。
         ・相変わらず群れ数は変更なし。全てが採食。
    6:30〜・背眠17、採食25。カラスが、早朝から乱入。たまらずN地点へ移動する。 
    6:35〜・N地点からO地点へと移動。O地点は付近で一番、雪解けが進み、採食しやすい場所。
    6:45〜・背眠33、移動4、休息2、採食3と背眠が多く休み。
    7:00〜・全てが採食。カラス数羽が乱入、O地点からN地点へ戻る。N地点は、面積の広い採食地で、
          ほとんどが雪解け状態となっており、好環境下の場所である。
    7:30〜・全てが採食。C地点へと移動。2月と比較し、随分と気温が上がり、暖かくなったと感じる。
    7:45〜・目名方向から市街地方向へと向け、白鳥6羽が神森上空を通過。
    8:00〜・背眠22羽、採食20羽。時折、数羽が上空へ上がるが、また、C地点へと舞い戻る。
         ・マガンの北海道初越冬という事で、UHBの取材を受ける(数日中に全国ニュースで流れる可能
          性有り)。
    8:30〜・全てが採食。
    9:00〜・全てが採食。白鳥12羽が静内川方向から飛翔し、G地点に降りる。
          (少なくても、午前中は羽を休めていた)
    9:30〜・M地点へ移動。背眠3羽、休息9羽。
    10:00〜・C地点へ移動。休息1羽、採食41羽。
    10:30〜・休息1羽、採食41羽。カラスも来ず、ゆったりと採食する光景が続く。
    10:50〜・M地点へ移動。
    11:00〜・背眠11羽、羽繕い4羽、休息3羽、採食24羽。群れ全体が、まどろみ状態。
    11:05〜・突然、飛び立ち、20分間の間、静内上空(主に中野町、神森の新冠町側)を旋回する。
    11:25〜・C地点に舞い降りる。一度、群れがC地点に降りたが、7羽はそのまま上空を飛び続け、結局、
          また、群れは上空へ上がり、結局、数分後、群れはC地点へと舞い降りる。
         ・群れのリーダーはこの7羽の中にいるのであろうか。
    11:30〜・全てが採食。
    12:00〜・M地点で確認。警戒4羽、背眠6羽、羽繕い2羽、休息1羽、採食29羽。今日は、随分と飛び
          回る日だ。
    12:20〜・突然、群れはM地点から上空へ。近辺を随分探した結果、P地点で発見。
    12:30〜・警戒1羽、採食41羽。カラスがうるさく、幼鳥が何度か上空へと飛び上がっては降りるという動
          作を繰返す。
    13:00〜・採食状況をよく観察すると、マガンたちは、落ち穂や稲株を食するのではなく、稲藁を求めて嘴
          を動かしているようである。
    13:30〜・全てが採食。群れが一斉に警戒のポーズをとったので、良く見ると、工藤さんの飼い猫が一匹
          近付いて来ていたが、異変はおこらず。
         ・この時、この群れから初めての「ブ、ブ、ブ」の声を確認する。(家族との確認音)
    14:00〜・羽繕い26羽、採食16羽。一斉に羽繕いが始まったが、その後、また、採食状態が続く。
          ・向いの牧草地に白鳥ファミリー3羽。午前中からおり、時折、警戒のポーズをとりながら羽を休
          めている。
    14:30〜・全てが採食。群れの嘴は、泥だらけの個体が多い。理由は、採食場所に関係するもので、水
          田の雪解け水が溜まった所に嘴を入れ、稲藁を食す事に起因する。
         ・水中にある稲藁は、柔らかく食べやすいので、皆が食べると思われる。
    15:00〜・全てが採食。ほとんど休まずに採食を続ける。この時間帯、カラスの妨害もない。
    15:10〜・P地点からO地点へ移動。向いの採草地にいた白鳥3羽も飛んできて、一緒に採食となる。
         ・ここでも採食物の中心は、雪解け水の中にある稲藁。
    15:30〜・全てが採食。今日は、天候が良い性もあるが、随分と暖かく、観察が楽になり、有り難い。
    16:00〜・全てが採食。一日中、休まず採食する行動が続く。
         ・また、「ブ、ブ、ブ」の鳴き声が頻繁に聞こえてくる。
    16:30〜・ねぐらへ帰る前の、活発に採食する時間帯となり、全てが採食。
    17:00〜・全てが採食。
          ・白鳥も離れずに採食行動を共にする。採食物は水中の稲藁を、顔を泥水の中に入れ採食。
    17:10〜・泊津の山に夕陽が沈む。
    17:30〜・余程、そこま餌が気に入ったのか、一塊となり、水田で稲藁を全て採色。
          ・採食中、暇無し「ク、ク」と鳴き交わす個体が多い。
    17:40〜・日没となる。
         ・群れが、一斉に羽繕いを始める。また、羽繕いが終了した個体は休む。
    17:50〜・日高山脈方向(静内川中洲)へと向い、一斉に飛び立つ。いつもと同じ、残念ながら暗闇のた
           め見失う。
         ・白鳥3羽も、後を追うように同じ方向へと飛び立つ。



<マガン採食行動調(北海道静内町)>

●平成8年(1996)1月7日〜3月24日
  月 日  観察時間  天 候 採   食   地 (種  別)
1月7日 13:00       晴れ B 草
   8日 8:00        雪  B 草
  10日 12:30       雪  B 草
  11日 12:20       曇り B 草
  13日 12:00〜17:00 快晴 C 草
  14日 8:00〜17:00  快晴 B 草 A 草 C 草
  15日 12:00〜16:55 曇り B 草 C 草
  16日 12:15       曇り C 草 B 草
  17日 9:40         晴れ A 草
  18日 12:45        晴れ C 草
  19日 12:40        晴れ C 草
  20日 8:30〜17:00  晴れ C 草 A 草 C 草 A 草 C 草 A 草 C 草 A 草 C 草 A 草 B 草
  23日 8:30        快晴 C 草
  24日 9:40        快晴 C 草
  27日 10:00       快晴 D 草
  28日 6:30〜18:30  快晴 C 草 D 草 E 草 F 草 G 草
2月3日 6:35〜12:20  快晴 D 草 H 草 I 水 G 草 H 草
   4日 6:30〜18:30   晴れ H 草 B 草 H 草 I 水 H 草 J 草 H 草 I 水 H 草 C 草 H 草
   5日 6:30        雪 H 草
   6日12:15        雪J草
   7日 12:30       曇り K 草
   8日 12:40       晴れ K 草
   9日 12:30       曇り K 草
  10日 13:00〜17:4   晴れ K 草
  11日 9:10        晴れ K 草
  13日 16:00       晴れ K 草
  15日 12:25       晴れ C 草
  16日 12:20       晴れ C 草
  17日 8:30〜17:27   晴れ E 草 C 草 G 草 L 草 G 草 H 草 I 水 G 草 H 草
  18日 8:30〜17:30   晴れ L 草 H 草
  19日 12:35       晴れ L 草
  20日 12:15       晴れ L 草
  21日 12:10       曇り I 水
  22日 12:15       曇り C 草
  24日 6:15〜17:30   快晴 M 田 C 草 M 田 F 草 C 草 L 草 C 草 F 草 C 草 B 草
  25日 17:00       快晴 C 草
  26日 12:20       晴れ G 草
  29日 12:35       晴れ B 草
3月1日 12:10       晴れ M 田
   2日 10:00       曇り M 田
   3日 6:10〜17:50   快晴 MP 田田 NO 田田 O 田 N 田 C 草 G 草 M 田 C 草 M 田 C 草 M 田
   4日 16:00〜17:5   晴れ N 田
   5日 12:20       晴れ M 田
   6日 12:20       晴れ M 田
   7日 10:30〜12:10 快晴 M 田
   9日 15:30       快晴 O 田
  10日 11:00〜18:00 晴れ O 田 Q 田 R 草
  11日 12:30       曇り R 草
  12日 12:30       晴れ Q 田
  13日 8:30.12:3015:15.17:40  晴れ N 田 Q 田
  23日 10:00〜18:05 晴れ Q 田
  24日 6:20. 7:20   曇り N 田


<記載方法等>  
 *A〜Rは採食場所の記号を現し、その横の草・田・水はその地の地目を現す。
  (例)●草=草地・採草地・放牧地等、草地での採食。
     ●田=水田・休耕田等、水田での採食。   
     ●水=静内川中洲での飲水。
 *上記の採食地調査は、マガンの群れを確認した日及び時間のデータのみ記載。
 *土・日は一日中の調査、平日は昼休みのデータが主である。


   平成7年12月22日〜平成8年3月29日間の観察記録はありますが、 サイト上での掲載はしておりません。