2006年12月3日 「C2Y」の標識をつけたマガンが越冬 (写真:篠原盛雄)
■平成18年〜平成19年(2006〜2007)越冬概要■
今シーズンは、昨シーズンのように寒くはなく暖冬で降雪も少なかったが、マガン初認は昨年より一日
早い11月18日となった。全国的な暖冬に性でマガン、オオハクチョウ共に例年より早く北上した。今シ
ーズン最大の収穫はマガン標識鳥(C2Y)が平成18年12月3日より春まで越冬したことで、標識鳥の
北海道での越冬は初めてである。また、12月2日には越冬中のマガンが川ではなく太平洋に出て休んで
いるシーンも初めて確認してた。
更に平成19年1月19日、豊浦町貫気別川河口域でもマガン1羽が越冬した。今後、この傾向は更に
強まると思われる。
■越冬数■
●平成18年11月18日〜 26羽 (初認)
11月19日〜 44羽
12月 3日〜 72羽
12月16日〜 87羽
12月28日〜 89羽
●平成19年 2月 6日〜 89羽
2月19日〜 89羽(この他にオオヒシクイ2羽が飛来)
2月24日〜 89羽
3月 1日〜102羽(北上組が加わる)
3月 7日〜135羽
3月10日〜140羽
3月11日〜140羽
3月21日〜 6羽(ヒシクイ)
4月15日〜 1羽(マガン幼鳥〜確認地は長流川河口)
4月30日〜 1羽(マガン幼鳥〜確認地は洞爺湖)
2006年12月3日撮影 北電西田んぼオオハクチョウと一緒に採食するマガン (伊達市長和町・北電西田んぼ)