彩の国・国体を振り返って
                   




 埼玉国民体育大会が終わった。

 少年女子を総括してみたい。私の今回の優勝候補は北海道(札幌龍谷学園)、埼玉県
(上尾高校主力)、広島県(広島女子商業主力)であった。理由は、それぞれに実力があ
ると思われたからである。

 北海道は、久々にドローにも恵まれ、決勝戦まで行くのは確実と思われたが、準々決勝
で伏兵の大阪府に負けてしまった。A−1であったが、ポイントゲッターの佐々木・高塚が
相手の三番手との勝負を落としては万事休すで、三番手伊藤・谷本もファイナルゲームま
で頑張ったが、相手の一番手ではこの辺が限界。インターハイに続き、序盤での敗退とな
った。負ける時はこんなもの。
 原因は昨年と比較し戦力が落ちていること?、インターハイV2を果たした後のモチベーシ
ョンの低下?とも思われるがよく分からない。いずれにしても輝かしい実績がある主力の三
年生最後の大会にしては寂しい限りであった。

 優勝は広島県であった。昨年に引き続き国民体育大会にかける選手の意気込みが随所
で感じられ、相当の調整を経て今大会に望んだと思われる。戦力的にも広島女子商業、鈴
峯高校で三本が揃い、実力的には一番と思われたがその通りとなった。

 準優勝の大阪府は、淀之水高校が二ペア、残りは樟蔭高校一ペアで、ここもそこそこに
三本が揃い、準々決勝で北海道を退けてからは波に乗っての決勝進出となった。最近の大
阪勢の元気のなさを考慮すると善戦と言えよう。

 埼玉県は上尾高校が二本、星野高校が一本であったが、準決勝で事実上の決勝戦であ
る広島と当り、第二ゲーム河原・田岡が大将の新谷・田中にC−0と貫禄負け。第三ゲーム
も三番手同士の勝負となり、地元の大声援をバックに一進一退の攻防となったが、大舞台で
のキャリアに勝る広島が勝ち、この時点で優勝を確実なものとした。しかし、プレッシャーを
跳ね除けここまで上がってきたのは立派。

 4位の愛知県も今回はドローに恵まれての結果。岡山県は就実高校主体で望んだが、直
前のJOCカップ広島大会で最優秀選手に選ばれた杉本・大庭が不調で北海道との5〜6位
決定戦でも負けてしまった。このペアは実力は文句なしでありながら、好不調の波が大きい
のが気になる。

 二回戦で敗退した和歌山県は埼玉とあたり、有田・佐藤が大将の上原・工藤を破ったもの
の三番手勝負で負けてしまった。また、インターハイ優勝の高崎健康福祉大高崎を擁する群
馬県も二回戦で岡山県と対戦し、0−Bで完敗したが国体はお祭りという県の方針?もあり、
明らかに調整不足であったが、国体は県により取り組みが違うので仕方ない。

  国体でいつも思うことは、応援団の宿泊の確保が大変な苦労であるということ。一昨年の
高知国体は、一泊目は四国でなく本州・岡山県、二泊目は愛媛県、三泊目以降は高知県。
昨年の静岡は奇跡的に静岡市をキープできたものの、今年は7月上旬から埼玉県内を探し
歩いたものの、既に予約済みで、早いホテルでは三年前から予約されている始末。

  結局は、三日間、東京都内池袋から西武新宿線などを乗り継ぎ、重たい写真とビデオ機材
を担いで、片道一時間半をかけて通う羽目となった。宿泊施設の乏しい県での開催は初めか
ら無理な要素がある。民宿等で何とか凌いではいるものの、インフォメーションセンターの充
実など、対応策はないものかと思う。
    
 最後にこの三年間、高校総体2連覇、全日本私立高校選抜大会優勝、選抜準優勝と大活
躍した札幌龍谷学園選手に、心から労いと感謝を申し上げる。 (谷岡の父)