左から篠埜(就実高校)、上原(上尾高校)、小野(就実高校)、工藤(上尾高校)、屋地(奈良育英)、薮内(奈良育英)
ベスト4、新谷(右)・藤井(広島女子商業)
予選リーグ敗退、屋地・薮内(奈良育英) 対 塩崎・青野(今治北)
こちらもまさかの予選リーグ敗退、昨年のインターハイ個人戦準決勝ペア、小野・篠埜(就実高校)
文化女子大杉並のエース新田・高橋も予選リーグで姿を消した
大韓民国の全・黄ペア、男子ほどの活躍は出来なかった
右端が全日本の北本監督(小松市立高校)
まさかの予選リーグ敗退、上島・長江(岡山理大付属)
決勝戦、向こう側コートが優勝した上原・工藤
上尾高校の上原絵里、工藤育美が勝ったものの、今大会は番狂合わせの多い大会で、岡山県・就実
高校の小野・篠埜、東京都・文化女子大杉並は新田・高橋、奈良県・奈良育英のエース屋地・薮内、そし
て群馬県・健大高崎の古宮・中尾、和歌山県・信愛女短大付、柴崎・吉井、大阪府・淀之水高校の杉田・
下村ら、強豪ペアが予選リーグでバタバタと負けていった。
その理由は分からないが、本大会に出るまでの県大会予選で嬉野高校の井上や就実高校、杉本・大
庭などが敗退しており、その前兆はあったもののこれだけの選手たちが、ここまで負けるとは思わなか
った。結局、トーナメントの怖さ、勝ち続けることの難しさを象徴するもので、裏を返せば本命不在の大会
でもあった。
優勝した上原・工藤は、実業団を含め関東での数々の大会でもまれ最近、めきめきと頭角を現し始め
たが、歴史を紐解くと上原は埼玉杉戸ジュニア出身で、平成10年7月、苫小牧市で開催された第15回
全日本小学生ソフトテニス選手権大会で団体戦こそ、高塚みなみ、佐々木舞、谷岡布美がいる北海道A
チームに準々決勝で負けたものの、個人戦で準優勝。工藤も河原と組んで個人戦優勝。全国中学校ソ
フトテニス大会でも工藤は埼玉県芝東中で第31回大会、第32回大会と団体戦2連覇を成し遂げるなど、
その経歴に華々しいものがあり、このキャリアと経験が安定した強さの根源と私は思っている。
しかし、特筆すべきことは埼玉県立上尾高校という名が示すとおりの公立高校であり、工藤たちが入学
するまではソフトテニスでは殆んど実績がない高等学校ということである。つまり、自分たちの精進と努力
でここまで来たということになり、更に続けると指導者にも恵まれているとは言い難い環境の中で、父兄
(埼玉のトレーナーさん等)のあらゆる意味で大きなバックアップがあったことは十分に推測される。
高校1年〜2年生の時、全国大会で簡単に大会序盤で工藤、上原、河原など上尾高校の選手が予想
に反し簡単に負けてしまう反面、前記の全日本小学生ソフトテニス選手権大会、全国中学校ソフトテニス
大会で同期で中心メンバーであった後衛・澤辺好美は、関東ソフトテニスの名門、隣の群馬県・健大高崎
へと進学、昨年のハイスクールジャパンカップで高橋のどかと組み、見事優勝したのを見たりすると、余計
にその感を強くした。
ましてや今年は、埼玉国民体育大会が開催される。当然のことながら地元の高等学校として、このまま
では終われないという意地がある筈で、私の憶測ではあるが目的をもって一生懸命に精進した結果の一
つとして、今回の優勝があったと思う。
対する北海道チームは、ソフトテニス唯一の地元開催の全国大会でありながら、女子の谷岡・渡辺を除
き、期待された千葉・庭山(北海道尚志学園)、二年連続出場の南部・合歓垣(名寄農業)は予選リーグで
敗退し、北代表の池田・今野(旭川北都商業)も決勝リーグで一回戦負けしたのは、だらしなさ過ぎる。男
子は、せめてというより、最低でも決勝トーナメントへと進んで欲しかった。
一方の谷岡・渡辺に至っても、前日までの好調さは、もしやとの期待を抱かせるものであったにも関わら
ず、準々決勝で名門の広島女子商業とはいえ、失礼ながら勝てない相手ではなかった新谷・藤井に2−4
で負けたのもだらしないの一言。
いつの時代も、どんな大会も、結局は勝者は力があるから勝てる訳で、敗者は力がないから負けるのだ
と思う。その意味で、幾多の試練に打ち勝ちながらこの大会で優勝した上原・工藤は、まさしくウインナーに
相応しく、心技体がどのペアよりも優れていた証に他ならず、価値ある勝利だと思う。
おめでとう!。(谷岡の父)
準々決勝の試合に入る谷岡・渡辺、北海道勢として唯一ベスト8には入ったが…