２００３．１０．２６〜２７日 （静岡県静岡市、草薙総合運動場テニスコート、有度山総合公園テニスコート）
　　 　
　主催：（財）日本体育協会・文部科学省・静岡県
　　　　（財）日本ソフトテニス連盟・静岡市

　　　　
　　　　
　　　　　開会式会場より臨む「わかふじ国体」のシンボルでもある富士山。ご当地でもここから見える日は年数回という

　　　　
　　　　国民体育大会ならではの格調高い開会式

　一回戦、準々決勝が行われた有度山会場 （写真右端は成年女子競技／富山県・金選手）


　有度山会場では成年女子競技も開催、写真は優勝した兵庫県・玉泉選手。地面から身体が浮く独特のシュート




　開会式、決勝戦などが行われた草薙会場　（上は３位決定戦の北海道対岡山県、下は準決勝、対広島県）






　 秋季国体ソフトテニス競技・少年女子は、１０月２６日〜２７日の二日間、静岡市草薙テニ
スコート、有度山テニスコートの二会場で開催された。

　毎年、変わる出場チームは、本年、少年男子２４（昨年１６）チーム、少年女子１６（昨年
４７）チーム、成年男子４７（昨年２４）チーム、成年女子２４（昨年２４）チームとなった。

　 今年の少年女子北海道チームは、６月、札幌市で行われた予選の順位の谷岡・渡辺、伊藤・
高塚み、藤田・高塚さの３チーム全てが札幌龍谷学園高校選手で構成された。

　 昨年は、南国土佐で有りながら予想外の肌寒さの中での大会となったが、今年（少年女子）
は二日間、見事な好天に恵まれ開会式には富士山も会場から見えるほどの好天候の中、熱戦が展
開された。

　 少年女子は、組み合わせの妙で、俗に北海道つぶしの図式となり、一回戦からインターハイ決勝戦
の再現、北海道対和歌山県をはじめ、次は上尾高等学校主体の強豪・埼玉県であったが、苦戦を強い
られながらも勝ち進んだものの、準決勝、立志館広島選手で固めた強敵・広島県との対戦では２−０
で敗れた。

　 札幌龍谷学園高校選手で固めた北海道チームの仕上がり具合は、夏の高校総体がピークで今大
会は完全に下降線。一年間を通じて勝ち続けることの困難さを改めて痛感した。しかし、そこはインター
ハイＶ２の貫禄で悪いながらも３位をキープした。その他の北海道チームは、残念ながら全て初戦で敗
退した。

　 少年女子は、神奈川県が準々決勝で大阪府と対戦、１−１となった第３ゲーム、２−３でマッチポイン
トを握られながらもそこから逆転、ファイナルゲーム。一進一退を繰り返したが最後は壮絶な後衛同士
の打ち合いに勝った神奈川県が、勢いで決勝戦までコマを進めたが、王者広島県に２−０で敗退した。
広島県は２年ぶり８度目の優勝となった。

　 今年の札幌龍谷学園高校の三大タイトルでの成績は、春の選抜大会は準優勝、夏の高校総体優
勝秋の国民体育大会が３位と全て３位以内入賞を果たし、過去、北海道ソフトテニスの歴史上で最高
の成績を挙げ、見事な活躍ぶりであるが、レギュラー６人中、４人の主力選手が残る来年は、更なる
躍進が期待されている。

　 なお、少年男子は三重県（三重高校）が準決勝で奈良県（高田商業）に２−１が勝ち、決勝でも石川
県を２−０で勝ち８年ぶり６度目の優勝を飾った。成年女子は３年連続３度目、成年男子は２年連続４
度目をそれぞれ飾っている。




　今回の登録メンバー、前列左から谷岡（２年）、藤田（３年）、高塚さ（３年）、藤堂監督。後列左から渡辺（２年）、高塚み（２年）
　 伊藤（２年）そして佐々木（１年）