女子個人戦
        
    

決勝戦
 

井上真実・橋爪ちはる 4−3 小野有紀・篠埜未知代
嬉野高校(佐賀県)              就実高校(岡山県)
E−4
3−D

3−D
2−C
C−0
C−0

G−6




2年生対決となった決勝戦は、結論から言うとどちらに勝利の女神が転んでい
てもおかしくないの接戦で、あえて書けば井上ペアのキャリアと勝ちたいという
気持ちが僅かに勝ったとしか言いようがない位、決勝戦に相応しい好ゲームで
あった。

スコアを見るとおり、前半戦は就実ペアが押しまくり一方的にリードを重ねていっ
た。小野のストロークも安定し、前衛・篠埜とのコンビネーションもバッチリ。対す
る井上は、打ち負けたのかそれともラインぎりぎりを狙ったのか、結果、ラインオ
ーバーが多く、このまま就実ペアが押し切るかと思われた。

しかし、第5セットからは、井上本来のパワフルなストロークがコートの左右に決
まりだすとふっ切れたかのように本人の表情も明るくなり、自信に満ちたプレー
が甦り、目の離せない大接戦となった。

素晴らしかったのは、ファイナルの第7ゲームで、嬉野サイドからのスコアを見
ると、0−1、0−2、1−2、2−2、3−2、3−3、4−3、4−4、4−5、5−5
6−5、6−6、7−6、8−6と追いつ追われつの物凄いクロスゲームでプレー
の一つひとつに観衆もどよめく。井上にとってラッキーだったのは6−6からのシ
ュートボールが相手コートにネットインしたことであるが、それが全てではなく、
運も実力のうちといったところ。

試合終了直後、井上が感極まって泣き出したが、それ程の接戦だったとという
ことであろう。会場内からいつまでも、決勝戦を戦った選手に拍手が止まらな
かった。個人戦最後のナイスゲームは、この試合を観戦した人の心の中にい
つまでも記憶に残ったと思う。



さあこれからいよいよ、決勝戦。この時点では双方共にリラックスしていた


共にバランスのとれたペア同士で白熱の試合展開


前半は小野・篠埜が後衛のシュートボールが面白いように決まり断然リード


一ゲームは互角だったが、4セットまではミスの多かった後衛の井上(左)


長身を生かしたポーチと堅実なプレーが持ち味の橋爪


勝負どころの後半は自分を取り戻し本来の力を発揮、びしびしスピードあるシュートボールを放つ井上