HBC杯争奪
第42回北海道ソフトテニスインドア選手権大会



●と き〜2003.11.25

●ところ〜恵庭市総合体育館(女子)  千歳市スポーツセンター(男子)


●主 催〜北海道ソフトテニス連盟


 一般女子会場


 一般女子入賞者 下列・左から伊藤・高塚、谷岡・渡辺、上列・左から藤田・高塚、三谷・阿部
 


 来月、札幌市で開催される恒例の年末最後のビックイベント「ヨネツクスカップ国際ソフト
テニス札幌大会」の出場枠(一つ)
の予選も兼ねたこの試合は、男女別々の会場で開催さ
れた。

  一般女子は、中学生から一般までの28名が参加しての大会となったが、今の北海道女
子の力関係をそのまま表すように決勝戦は札幌龍谷学園高校同士の対決となった。

  優勝した谷岡・渡辺は、2回戦で佐々木・郷路(北広島東部中)を4−0
と完勝したものの
続く準々決勝で対戦した土岐・染川(ウィズ旭川)に一時はゲームカウント1−3でマッチポ
イントを握られる絶体絶命の状況からファイナルゲームとなり、そのスコアも途中5−5の
互角勝負となったが、最後は二本連続してポイントを重ね薄氷を踏む思いで勝ち上がった。
  準決勝からは、風邪気味であった谷岡の体調も良くなったのか?、ふっ切れたのか?、
いつものストロークにコースの冴えとキレが戻り、危なげなく勝ち上がり初優勝した。
 なお、この大会は第37回大会〜安田・大門、第38回〜奥田・升本第39回〜笠間・福
田、第40回〜鈴木・福田第41回滝本・福田と
連続して札幌龍谷学園高校の優勝とな
った。なお、谷岡・渡辺は一枚しかない12月開催のヨネツクスカップ出場切符を獲得した。
 また、一般男子は川島・三浦(旭川)が3年ぶり三度目のタイトルを手にした。




〜結果〜
<一般男子>
 ●優  勝〜川島秀万・三浦充晴(旭川MI・I)
 ●準優勝〜高橋・綱渕(札幌学院クラブ)
 ●第3位 〜 堀 ・高橋(札幌学院クラブ)
 ●第3位 〜安藤・向井(札幌学院クラブ)



<一般女子>
 ●優  勝〜谷岡布美・渡辺晶子(札幌龍谷学園高校)
 ●準優勝〜伊藤・高塚み(札幌龍谷学園高校)
 ●第3位 〜藤田・高塚さ (札幌龍谷学園高校)
 ●第3位 〜三谷・阿部(札幌PULクラブ・道浅井大)





 【準決勝】

  ○伊藤・高塚み 4−0 藤田・高塚さ
  
  インターハイV2に貢献してきた静内町出身の高塚姉妹対決も恐らく、
   これが最後と思われるメモリアルゲーム。
    藤田・高塚さはゲームの入りが遅く、反対に伊藤・高塚みはこの対戦
   にはいつも自信を持ち気合を入れてくるが、その差がそのままスコアに
   なり、残念ながら一方的な展開となった。



 ○谷岡・渡辺  4−1 三谷・阿部
  
  谷岡ペアはこの前の試合で大苦戦をしたが、この試合は気持ちを見事
   に切り替え、谷岡のストローク、渡辺のボレーも本来の調子に戻り、常に
   攻めての試合運びと相手のミスで自滅したまずい試合運びにも助けられ
   相手に試合をさせなかった。





 【決 勝】
  ○谷岡・渡辺 4−2 伊藤・高塚み

             C−1
            C−1
            2−C
            2−C
            D
−3
    
         C−2

    龍谷2年生対決となった決勝戦であるが、ピリッと引き締まった好ゲーム
   となった。
    第一ゲーム、第二ゲームは谷岡の気合が勝り2−0とリードするが、今年
   に入って成長著しい伊藤が今度は、気合を入れ直し第3、第4ゲームを奪取
   試合の行方はまったく分からなくなつた。
     ポイントは第五ゲームでほんの少しの意地、気持ちの差が5−3のスコア
   となり、最終ゲームはテンションも落ちた伊藤・高塚のミスもあり、決着がつ
   いた。
     しかし、会場に響く、後衛同士のプワフルで小気味の良いラケット音とラリ
   ーの応酬。前衛の卓越した技術が光るボレーなど、随所にレベルの高いゲ
   ームを見せて、決勝戦に相応しいナイスゲームとなった。




 決勝戦は龍谷同士の一騎打ち


 谷岡・渡辺が勝利したが、決勝に相応しく激しい後衛同士の打ち合いとなった好試合