「静内マガン越冬20シーズン観察記録」
  
     【越冬期間/平成26年(2014)12月18日〜平成27年(2015)2月17日】 
(62日間
                             


12月5日、ウトナイ湖、コクガンとハクガンが確認されていたが結局、北海道で越冬はしなかった



12月19日、むかわ町で今シーズン初確認

 12月18日、昨シーズンに引き続き山口英芳氏夫妻がむかわ町でマガン群れを初確認。翌日、私も34羽を初確認した


12月26日、積雪量の少ないむかわ町上空を飛翔するマガン



 12月26日、鵡川河口域を飛翔するマガン群れ(上下2枚)


2015年1月9日、神出鬼没、中々姿を現せない群れ

 2015年1月9日、1日むかわ町でマガンを探していたが見つからず、日没後、ねぐらへと向かう群れをようやく確認




<御   礼>
平成26年12月18日、2年連続山口英芳氏夫妻がむかわ町で越冬マガンを初確認し今シーズンの越冬観察が始まった。 昨シーズン同様、今季も越冬拠点はむかわ町で、新ひだか町静内には群れ一部が1日ねぐらをとっただけで、日中での採食 は確認できず。 平成27年2月18日、早くも本州からの移動組がむかわ町で確認され、あっけなく越冬観察業務は終了。越冬シナリオなどが なく毎年、北海道越冬パターンを変えるマガン…という構図でシーズン終了。その傾向は年々顕著となっています。 しかし、今シーズンも新ひだか町静内H氏、山口ご夫妻、ウトナイ湖サンクチュアリなどのご協力ほ得、2月中旬に越冬20シー ズンを無事に終了しました。数々のご厚意に厚くお礼を申し上げます。

     



<お 願 い>
国指定天然記念物「マガン」の北限は、平成7年春までは宮城県伊豆沼でした。 ところが平成7年12月より、地球温暖化に起因、伊豆沼より400kmも北に位置する北海道 新ひだか町静内を拠点に越冬するようになりました。
以来、この貴重な生態を記録、そして各地で無事に越冬が出来るよう保護活動を行い、その 越冬記録は昨シーズン終了時点で2,078日になっております。
しかし、近年、マガン越冬行動が変化、毎年、どこにいるかが分からずに観察、保護活動が 出来ない日が続き、周辺に住む方々からの通報が頼りとなっており19シーズンが終了しました。
今シーズンも、マガン群れを発見された方は、大変お手数ですが下記まで情報をお寄せ頂き ます様お願い申し上げます。 情報提供された方には、薄謝を進呈させて頂きますのでどうぞ、よろしくお願い致します

●電 話〜(090)9089-3502、(0146)42-7282 ●E-mail〜ta@tanioka.info ●住 所〜新ひだか町静内中野町2丁目6番38号 ●連絡先〜谷岡 隆