むかわ町に、早くもマガン約1400羽



 北海道越冬16シーズンを迎えた、新ひだか町静内での今季越冬が、終了した様相を見せる中、
2月23日、静内より60km離れ、ねぐらとなるウトナイ湖とは約20kmの位置にある北海道胆振
支庁むかわ町へと調査に出かけた。

  結果は、遅く来て早く帰るという近年の傾向そのままに、本年も本州からのマガン移動が時期的
に速く、確認した個体数だけで町内水田で約1,400羽をカウント。未確認のマガンを含めるとおお
よそ1,500〜2,000羽程度が、既にむかわ町へと移動していると推測される。

  これまでの経緯で新ひだか町静内で越冬を終了したマガンは、その後、むかわ町へと移動する
ことが判明しており、今回調査で静内越冬組を特定できないが、1,400羽を確認していることか
ら既にむかわ町へと移動した確率が高い。

  なお、越冬環境であるが、鵡川は、まだ結氷しているが河口域は一部開水面。沙流川は未結氷、
厚賀の厚別川も結氷しているが、一部開水面有りで、どの河川でもねぐら使用可能状態。
  陸地は、新ひだか町静内、新冠町は殆ど積雪なし。むかわ町は少し降雪有りであるが、採食可
能状態となっており、静内地区からむかわ町へと移動行動を行わない理由なし。


  むかわ町は、昨年秋、鈴木・根岸カップリングの功績によりノーベル化学賞を受賞した”鈴木章
北海道大学名誉教授”の故郷で、街の至る所に設置された看板をはじめノーベル賞一色に染まっ
た話題など、冬鳥たちの移動を待ち受ける今春、北海道むかわ町からの写真による第一報。




<2月23日の北海道むかわ町レポート>


豊城地区

 
まだ、むかわ町に着いたばかりなのか、警戒心が強くすぐ飛翔し上空へ


 
例年数多くのマガンがここで採食する豊城地区


 
むかわ町観察のランドマーク、苫東火力発電所煙突


 
雪解けの早い場所を見つけて採食するマガン